レビ記

1章

1:主は臨在の幕屋から、モーセを呼んで仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちのうちのだれかが、家畜の献げ物を主にささげるときは、牛、または羊を献げ物としなさい。
3:牛を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。奉納者は主に受け入れられるよう、臨在の幕屋の入り口にそれを引いて行き、
4:手を献げ物とする牛の頭に置くと、それは、その人の罪を贖う儀式を行うものとして受け入れられる。
5:奉納者がその牛を主の御前で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を臨在の幕屋の入り口にある祭壇の四つの側面に注ぎかけてささげる。
6:奉納者が献げ物とする牛の皮をはぎ、その体を各部に分割すると、
7:祭司アロンの子らは祭壇に薪を整えて並べ、火をつけてから、
8:分割した各部を、頭と脂肪と共に祭壇の燃えている薪の上に置く。
9:奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、祭司はその全部を祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。
10:羊または山羊を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。
11:奉納者がそれを主の御前にある祭壇の北側で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。
12:奉納者がその体を各部に分割すると、祭司は分割した各部を、頭と脂肪と共に、祭壇の燃えている薪の上に置く。
13:奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、祭司はその全部をささげ、祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。
14:鳥を焼き尽くす献げ物として主にささげる場合には、山鳩または家鳩を献げ物とする。
15:祭司はそれを祭壇にささげ、祭壇で燃やして煙にする。まずその首をもぎ取って、血を祭壇の側面に絞り出す。
16:次に、餌袋とその中のものを取り除き、祭壇の東側の灰捨て場に捨てる。
17:それから翼を持って胴を引き裂くが、祭司はこれを裂き切らずに、祭壇の燃えている薪の上で煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。

2章

1:穀物の献げ物を主にささげるときは、上等の小麦粉を献げ物としなさい。奉納者がそれにオリーブ油を注ぎ、更に乳香を載せ、
2:アロンの子らである祭司たちのもとに持って行くと、祭司の一人がその中からオリーブ油のかかった上等の小麦粉一つかみと乳香全部を取り、しるしとして祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。
3:穀物の献げ物の残りはアロンとその子らのものである。これは、燃やして主にささげられたものの一部であるから、神聖なものである。
4:献げ物をかまどで焼いて穀物の献げ物とする場合は、酵母を使わずに、オリーブ油を混ぜて焼いた上等の小麦粉の輪形のパンか、オリーブ油を塗った酵母を入れない薄焼きパンとする。
5:献げ物を鉄板で焼いて穀物の献げ物とする場合は、酵母を使わずに、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜ、
6:それを幾つかの塊に分け、その上にオリーブ油を注ぐ。これが穀物の献げ物である。
7:献げ物を平鍋で蒸して穀物の献げ物とする場合は、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜて作る。
8:こうして作った穀物の献げ物を主のもとに携えて行き、祭司に手渡すと、祭司はそれを祭壇に供える。
9:祭司はこの穀物の献げ物から一部を取り分け、しるしとして祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。
10:穀物の献げ物の残りはアロンとその子らのものである。これは、燃やして主にささげられたものの一部であるから、神聖なものである。
11:主にささげる穀物の献げ物はすべて、酵母を入れて作ってはならない。酵母や蜜のたぐいは一切、燃やして主にささげる物として煙にしてはならないからである。
12:それらのものは、初物の献げ物として主にささげてもよいが、宥めの香りとして祭壇にささげてはならない。
13:穀物の献げ物にはすべて塩をかける。あなたの神との契約の塩を献げ物から絶やすな。献げ物にはすべて塩をかけてささげよ。
14:初穂の献げ物を主にささげる場合は、麦の初穂を火で炒ってひき割りにしたものを初穂の献げ物としてささげよ。
15:それにオリーブ油を注ぎ、乳香を加える。これが穀物の献げ物である。
16:祭司はオリーブ油のかかったひき割り麦の一部と乳香全部を、しるしとして燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる物である。

3章

1:献げ物を和解の献げ物とするときは、牛であれば、雄であれ雌であれ、無傷の牛を主にささげる。
2:奉納者が献げ物とする牛の頭に手を置き、臨在の幕屋の入り口で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。
3:奉納者がこの牛を燃やして主にささげる和解の献げ物とする場合は、内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、
4:二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を取る。
5:アロンの子らはこれを、祭壇の燃えている薪の上の焼き尽くす献げ物と共に煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。
6:献げ物を羊、山羊の群れから取って主に和解の献げ物とする場合は、雄であれ雌であれ、無傷のものをささげる。
7:羊を献げ物とする場合は、奉納者はそれを主の御前に引いて行き、
8:手を献げ物とする羊の頭に置き、臨在の幕屋の前で屠ると、アロンの子らは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。
9:奉納者がこの羊を燃やして主にささげる和解の献げ物とする場合は、脂肪の部分、すなわち尾骨のところで切り取った脂尾全部、内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、
10:二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を取る。
11:祭司はこれを祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる食物である。
12:山羊を献げ物とする場合は、奉納者がそれを主の御前に引いて行き、
13:手をその頭に置き、臨在の幕屋の前で屠ると、アロンの子らはその血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。
14:奉納者がこの山羊を燃やして主にささげる献げ物とする場合は、内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、
15:二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を取る。
16:祭司はこれを祭壇で燃やして煙にする。これが宥めの香りとして、燃やしてささげる食物である。脂肪はすべて主のものである。
17:脂肪と血は決して食べてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。

4章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。これは過って主の戒めに違反し、禁じられていることをしてそれを一つでも破ったときの規定である。
3:油注がれた祭司が罪を犯したために、責めが民に及んだ場合には、自分の犯した罪のために、贖罪の献げ物として無傷の若い雄牛を主にささげる。
4:まず牛を臨在の幕屋の入り口に引いて行き、主の御前に立ち、その頭に手を置き、主の御前で牛を屠る。
5:油注がれた祭司は牛の血を取って臨在の幕屋に携えて入り、
6:指を血に浸して、聖なる垂れ幕の前で主の御前に七度血を振りまく。
7:次に、血を臨在の幕屋の中にある香をたく祭壇の四隅の角に塗る。残りの血は、全部臨在の幕屋の入り口にある焼き尽くす献げ物の祭壇の基に流す。
8:その後、献げ物とする牛から脂肪を全部切り取る。内臓を覆っている脂肪、内臓に付着するすべての脂肪、
9:二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、および腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉を、
10:和解の献げ物の牛の場合と同じようにして切り取って、焼き尽くす献げ物の祭壇で燃やして煙にする。
11:雄牛の皮、肉、頭、四肢、内臓、胃の中身は、
12:ことごとく宿営の外の清い場所である焼却場に運び出し、燃える薪の上で焼き捨てる。これは焼却場で焼き捨てられねばならない。
13:イスラエルの共同体全体が過ちを犯した場合、そのことが会衆の目にあらわにならなくても、禁じられている主の戒めを一つでも破って責めを負い、
14:その違反の罪に気づいたときは、会衆は若い雄牛を贖罪の献げ物としてささげ、それを臨在の幕屋の前に引いて行く。
15:共同体の長老たちは主の御前に立って牛の頭に手を置き、主の御前でその牛を屠る。
16:油注がれた祭司は牛の血を取って、臨在の幕屋に携えて入り、
17:指を血に浸し、垂れ幕の前で主の御前に七度血を振りまく。
18:次に、血を臨在の幕屋の中の主の御前にある祭壇の四隅の角に塗り、残りの血は全部、臨在の幕屋の入り口にある焼き尽くす献げ物の祭壇の基に流す。
19:脂肪はすべて切り取って、祭壇で燃やして煙にする。
20:方法は祭司の贖罪の献げ物の雄牛の場合と同じである。祭司がこうして罪を贖う儀式を行うと、彼らの罪は赦される。
21:雄牛の残骸は宿営の外に運び出して、さきの祭司の雄牛の場合と同じ仕方で焼却する。これが会衆の贖罪の献げ物である。
22:共同体の代表者が罪を犯し、過って、禁じられている主なる神の戒めを一つでも破って責めを負い、
23:犯した罪に気づいたときは、献げ物として無傷の雄山羊を引いて行き、
24:その頭に手を置き、主の御前にある焼き尽くす献げ物を屠る場所でそれを屠る。これが贖罪の献げ物である。
25:祭司は献げ物とする雄山羊の血を指につけて、焼き尽くす献げ物の祭壇の四隅の角に塗り、残りの血はその祭壇の基に流す。
26:脂肪はすべて和解の献げ物の脂肪の場合と同じように、祭壇で燃やして煙にする。祭司がこうして彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
27:一般の人のだれかが過って罪を犯し、禁じられている主の戒めを一つでも破って責めを負い、
28:犯した罪に気づいたときは、献げ物として無傷の雌山羊を引いて行き、
29:献げ物の頭に手を置き、焼き尽くす献げ物を屠る場所で贖罪の献げ物を屠る。
30:祭司はその血を指につけて、焼き尽くす献げ物の祭壇の四隅の角に塗り、残りの血は全部、祭壇の基に流す。
31:奉納者は和解の献げ物から脂肪を切り取ったように、雌山羊の脂肪をすべて切り取る。祭司は主を宥める香りとしてそれを祭壇で燃やして煙にする。祭司がこうして彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
32:羊を贖罪の献げ物とする場合は、無傷の雌羊を引いて行く。
33:奉納者が献げ物の頭に手を置き、焼き尽くす献げ物を屠る場所で贖罪の献げ物として屠ると、
34:祭司は献げ物の血を指につけて、焼き尽くす献げ物の祭壇の四隅の角に塗り、残りの血は全部、祭壇の基に流す。
35:奉納者は和解の献げ物の羊から脂肪を切り取ったように、脂肪を全部切り取る。祭司はそれを祭壇で、燃やして主にささげる物に載せ、燃やして煙にする。祭司がこうして彼の犯した罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。

5章

1:だれかが罪を犯すなら、すなわち、見たり、聞いたりした事実を証言しうるのに、呪いの声を聞きながらも、なおそれを告げずにいる者は、罰を負う。
2:汚れた野獣、家畜、爬虫類の死骸など汚れたものに気づかずに触れるならば、その人は汚れ、責めを負う。
3:いかなる種類の汚れであれ、人体から生じる汚れに気づかずに触れるならば、それを知るようになったとき、責めを負う。
4:悪いことについてであれ、善いことについてであれ、どのような事柄についてであっても、軽はずみな誓いが立てられるようなことに関して、軽はずみな誓いを立てたならば、それを知るようになったとき、責めを負う。以上のいずれかに関して、
5:責めを負うときには、彼はその罪を犯したことを告白し、
6:犯した罪の代償として、群れのうちから雌羊または雌山羊を取り、贖罪の献げ物として主にささげる。祭司は彼のためにその犯した罪を贖う儀式を行う。
7:貧しくて羊や山羊に手が届かない場合、犯した罪の代償として二羽の山鳩または二羽の家鳩、すなわち一羽を贖罪の献げ物として、もう一羽を焼き尽くす献げ物として、主にささげる。
8:彼がそれを祭司のもとに携えて行くと、祭司は初めに贖罪の献げ物の鳩を祭壇にささげる。まずその首をひねり、胴から離さずにおく。
9:次に、贖罪の献げ物の血を祭壇の側面に振りまき、残りの血を祭壇の基に絞り出す。これが贖罪の献げ物である。
10:次いで、もう一羽の鳩を焼き尽くす献げ物として規定に従ってささげる。祭司が、こうしてその人のために犯した罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
11:貧しくて二羽の山鳩にも二羽の家鳩にも手が届かない場合は、犯した罪のために献げ物として小麦粉十分の一エファを携えて行き、贖罪の献げ物とする。それにオリーブ油を注いだり、乳香を載せたりしてはならない。それは贖罪の献げ物だからである。
12:彼がそれを祭司のもとに携えて行くと、祭司はその中からしるしとして一つかみ取り、祭壇で燃やして主にささげる献げ物に載せて、燃やして煙にする。これが贖罪の献げ物である。
13:だれかが罪を犯した場合、以上のいずれかに従って、祭司が彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。残りは穀物の献げ物の場合と同じく、祭司のものである。
14:主はモーセに仰せになった。
15:主にささげるべき奉納物のどれかを過ってささげず、主を欺いて罪を犯した場合、その償いとして、聖所で定められた支払額に相当する無傷の雄羊を群れから取って、主にささげ、賠償の献げ物とする。
16:彼はささげるのを怠った奉納物に五分の一の割り増し分を加えて祭司に渡す。祭司がその賠償の献げ物の雄羊をもって彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
17:過ちを犯し、禁じられている主の戒めを一つでも破った場合、それを知らなくても、責めを負い、罰を負う。
18:彼は、相当額の無傷の雄羊を群れから取り、祭司のところに引いて行き、賠償の献げ物とする。祭司が彼のために、彼が過って犯した過失を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
19:これが賠償の献げ物である。彼は主に対して賠償の責めを負っていたからである。
20:主はモーセに仰せになった。
21:主を欺き、友人を偽る罪を犯した場合、すなわち預り物、共同出資品、盗品を着服または横領し、
22:あるいは紛失物を着服しておきながら、その事実を偽り、人たるものがそれをしたら罪となりうることの一つについて偽り誓うなら、
23:すなわちこのような罪を犯すならば、彼はその責めを負い、その盗品、横領品、共同出資品、紛失物、
24:あるいは、その他彼が偽り誓ったものが何であれ、すべて返さねばならない。彼はそれを完全に賠償し、おのおのの場合につき五分の一を追加する。責めを負うときは、一日も早く所有者に支払わねばならない。
25:それから彼は償いとして、相当額の無傷の雄羊を群れから取って、主にささげ賠償の献げ物とする。
26:祭司が彼のために主の御前で罪を贖う儀式を行うと、責めを負ったすべてのことに赦しが与えられる。

6章

1:主はモーセに仰せになった。
2:アロンとその子らに命じて言いなさい。焼き尽くす献げ物についての指示は次のとおりである。焼き尽くす献げ物は祭壇の炉の上に夜通し、朝まであるようにし、祭壇の火を燃やし続ける。
3:朝、祭司は亜麻布の衣服を着け、亜麻布のズボンをはいて肌を隠し、祭壇の上で燃やした献げ物の燃え滓を祭壇の端にかき寄せ、
4:別の衣服に着替え、燃え滓を宿営の外の清い場所に運び出す。
5:祭壇の上の火は絶やさず燃やし続ける。祭司は朝ごとに薪をくべ、その上に焼き尽くす献げ物を並べ、更にその上に和解の献げ物の脂肪を置き、燃やして煙にする。
6:祭壇の上の火は常に絶やさず燃やし続ける。
7:穀物の献げ物についての指示は次のとおりである。アロンの子らはそれを祭壇で主の御前にささげ、
8:穀物の献げ物の上に置かれたオリーブ油のかかった上等の小麦粉一つかみと乳香の全部を取り、しるしとして祭壇で燃やして主を宥める香りとする。
9:残りの分はアロンとその子らが食べる。それを酵母を入れないパンにし、しかも聖域、つまり臨在の幕屋の庭で食べねばならない。
10:このパンは酵母を入れて焼いてはならない。これは燃やしてささげた残りであって、わたしが彼らの分け前として与えたものであり、贖罪および賠償の献げ物と同じく、神聖なものである。
11:アロンの子らのうち男子は皆、それを食べることができる。この燃やして主にささげる物の残りは永久に彼らに与えられた分である。これに触れる者はすべて聖なるものとなる。
12:主はまたモーセに仰せになった。
13:アロンが油注がれて職に任ぜられる日、アロンとその子らが主にささげる献げ物は次のとおりである。上等の小麦粉十分の一エファを日ごとの穀物の献げ物とし、半分を朝、残り半分を夕方にささげる。
14:それは鉄板の上でオリーブ油を使って作る。すなわち、よく練り、何個かにちぎって焼き、献げ物としてささげ、主を宥める香りとする。
15:油注がれたアロン系の祭司がこれをささげる。これは不変の定めであり、それを主のために完全に燃やし尽くして煙にする。
16:祭司自身の穀物の献げ物はすべて完全に燃やし尽くすべきであり、それを食べることは許されない。
17:主はまたモーセに仰せになった。
18:アロンとその子らに告げてこう言いなさい。贖罪の献げ物についての指示は次のとおりである。贖罪の献げ物は、焼き尽くす献げ物を屠る場所で主の御前に屠る。これは神聖なものである。
19:この贖罪の献げ物は、それをささげる祭司が聖域、つまり臨在の幕屋の庭で食べる。
20:この献げ物の肉に触れる者はすべて聖なるものとなる。また、この献げ物の血が、これを振りまく祭司の衣服にかかったならば、その衣服は聖域において洗い清めねばならない。
21:また、献げ物を煮るために用いた土鍋は打ち砕く。しかし青銅の鍋で煮る場合は、鍋を磨き、水でゆすぐ。
22:祭司の家系につながる男子は皆、これを食べることができる。それは神聖なものである。
23:しかし臨在の幕屋で行う、罪を贖う儀式のために血をささげられた動物の肉は食べることはできない。焼き捨てねばならない。

7章

1:賠償の献げ物についての指示は次のとおりである。これは神聖なものである。
2:賠償の献げ物は焼き尽くす献げ物を屠る場所で屠る。血は祭壇の四つの側面に注ぎかける。
3:脂肪は全部切り取ってささげる。それは脂尾、内臓を覆っている脂肪、
4:二つの腎臓とそれに付着する腰のあたりの脂肪、腎臓と共に切り取った肝臓の尾状葉である。
5:祭司はこれを祭壇で燃やして主にささげ、煙にする。これが賠償の献げ物である。
6:祭司の家系につながる男子は皆、これを食べることができる。これは聖域で食べねばならない。これは神聖なものである。
7:贖罪の献げ物も賠償の献げ物も指示は同じであって、献げ物は罪を贖う儀式を執行する祭司のものである。
8:祭司がある人の焼き尽くす献げ物をささげる場合、その皮は祭司のものである。
9:また、かまどで焼いたり、平鍋や鉄板で作られた穀物の献げ物はすべて、これをささげる祭司のものである。
10:穀物の献げ物は、オリーブ油を混ぜたものも乾いたものもすべて、アロンの子ら全員のものであり、公平に分け合わねばならない。
11:主にささげる和解の献げ物についての指示は次のとおりである。
12:それを感謝の献げ物としてささげる場合、献げ物にする動物のほかに、オリーブ油を混ぜて焼いた小麦粉の輪形のパン、オリーブ油を塗った薄焼きパン、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜて練って輪形にした物をささげる。
13:奉納者はこの和解と感謝の献げ物のほかに、更に酵母を入れて作った輪形のパンをささげる。
14:彼はそれぞれの献げ物から一個ずつを奉納物として主にささげる。これは、献げ物の血を祭壇に注ぎかける祭司のものとなる。
15:和解と感謝の献げ物の肉はささげられた日に食べねばならない。一部でも、翌朝まで残してはならない。
16:和解の献げ物を満願の献げ物ないしは随意の献げ物としてささげる場合は、ささげた日にそれを食べ、翌日にもその残りを食べることができる。
17:しかしこの残りの肉は三日目には焼き捨てねばならない。
18:もし三日たった残りの肉を食べるならば、これをささげた者は神に受け入れられない。また献げ物は神への献げ物と見なされず、不浄なものとなる。この肉を食べた者はすべて、その罪を負わねばならない。
19:汚れたものに触れた肉は一切食べてはならない。これは焼き捨てねばならない。清い者はすべて肉を食べることができる。
20:しかし汚れた状態にある者が、主にささげられた和解の献げ物の肉を食べるならば、その人は自分が属する民から断たれる。
21:人体から生じた汚れであれ、汚れた動物、汚れた爬虫類であれ、何か汚れたものに触れた後に、主にささげられた和解の献げ物の肉を食べるならば、その人は自分が属する民から断たれる。
22:主はまたモーセに仰せになった。
23:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。牛、羊、山羊の脂肪を食べてはならない。
24:自然に死んだ動物や、野獣に殺された動物の脂肪は、いかなる用途に使ってもよいが、食べてはならない。
25:燃やして主にささげる物の脂肪を食べる者はすべて自分が属する民から断たれる。
26:あなたたちがどこに住もうとも、鳥類および動物の血は決して食用に供してはならない。
27:血を食用に供する者はすべて自分が属する民から断たれる。
28:主はモーセに仰せになった。
29:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。和解の献げ物を主にささげる者は、その中から次のものを主にささげよ。
30:彼は燃やして主にささげる物を自分の手にささげ持つ。すなわち胸の肉に脂肪を載せてささげる。奉納する胸の肉は主の御前に奉納物とする。
31:祭司は脂肪を祭壇で燃やして煙にするが、胸の肉はアロンとその子らのものとなる。
32:あなたたちはこの和解の献げ物のうち、右後ろ肢を礼物として祭司に与えなさい。
33:右後ろ肢は、アロンの子らのうちで和解の献げ物の血と脂肪をささげる祭司のものである。
34:なぜなら奉納物の胸の肉と献納物の右後ろ肢は、イスラエルの民がささげる和解の献げ物のうちから、わたしが取り分けて、祭司アロンとその子らに与えたものだからである。これはイスラエルの人々が守るべき不変の定めである。
35:これは、アロンとその子らが燃やして主にささげる物のうちから受けるよう定められた分であり、祭司として主にささげられた日に定められたのである。
36:これは主が彼らを祭司に任命した日に、これらの分を彼らに与えるようイスラエルの人々に命じられたものであり、代々にわたって守るべき不変の定めである。
37:以上は焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、贖罪の献げ物、賠償の献げ物、任職の献げ物、和解の献げ物についての指示であって、
38:主がシナイ山においてモーセに命じられたものである。主はこの日、シナイの荒れ野において、イスラエルの人々に以上の献げ物を主にささげよと命じられたのである。

8章

1:主はモーセに仰せになった。
2:アロンとその子らに、祭服、聖別の油、贖罪の献げ物の雄牛一頭、雄羊二匹と酵母を入れないパンを入れた籠を携えて来させなさい。
3:また共同体全員を臨在の幕屋の入り口に召集しなさい。
4:モーセが主の命じられたとおりに行うと、共同体は臨在の幕屋の入り口に集まった。
5:モーセは共同体全員に向かって、これは主の命じられたことであると言った。
6:モーセはアロンとその子らを進み出させて、彼らを水で清めた。
7:そしてアロンに長い服を着せ、飾り帯を付け、上着を着せ、更にその上にエフォドを掛け、その付け帯で締めた。
8:次に胸当てを付けさせ、それにウリムとトンミムを入れた。
9:また頭にターバンを巻き、その正面に聖別の印の黄金の花を付けた。主がモーセに命じられたとおりである。
10:続いてモーセは聖別の油を幕屋とその中のすべてのものに注いで清め、
11:その油の一部を祭壇に七度振りまき、祭壇とすべての祭具、洗盤およびその台に注ぎかけて聖別した。
12:次に、聖別の油の一部をアロンの頭に注ぎ、彼を聖別し、
13:続いて主の命じられたとおり、モーセはアロンの子らを進み出させ、彼らに長い服を着せ、飾り帯を締め、頭にターバンを巻いた。
14:モーセが贖罪の献げ物の雄牛を引いて来させると、アロンとその子らは手を献げ物にする牛の頭に置いた。
15:モーセはそれを屠り、血を取って指で祭壇の四隅の角に塗って祭壇を清め、残りの血は祭壇の基に流した。モーセはこのように罪を贖う儀式により祭壇を聖別した。
16:次に、牛の内臓に付着するすべての脂肪、肝臓の尾状葉、脂肪に覆われた二つの腎臓を取り、モーセは祭壇の上で燃やして煙にした。
17:しかし牛のほかの部分、つまり皮、肉、胃の中身などは主の命じられたとおり、宿営の外で焼却した。
18:モーセが次に、焼き尽くす献げ物の雄羊を引いて来させると、アロンとその子らはその頭に手を置いた。
19:モーセはそれを屠り、血を祭壇の四つの側面に注ぎかけた。
20:次にその羊を各部に分割し、頭と分割した各部と脂肪を燃やし、
21:更に水で洗った内臓と四肢を祭壇で燃やして、雄羊全部を煙にした。これが主の命じられたとおりの焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。
22:モーセがもう一匹の雄羊を任職の献げ物として引いて来させると、アロンとその子らはその頭に手を置いた。
23:モーセはそれを屠り、その血の一部を取ってアロンの右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗った。
24:モーセは更にアロンの子らを進み出させ、血の一部を彼らの右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗った。そして血を祭壇の四つの側面に注ぎかけた。
25:次に、脂肪と脂尾と内臓に付着するすべての脂肪、肝臓の尾状葉と脂肪に覆われた二つの腎臓と右後ろ肢を切り取り、
26:更に主の御前に置いてある酵母を入れないパンの籠から、酵母を入れずに焼いた輪形のパン一個、オリーブ油を混ぜて作った輪形パン一個、薄焼きパン一個を取り、脂肪と右後ろ肢の上に置いた。
27:これらすべてをアロンとその子らの手にささげ持たせ、奉納物として主の御前にささげさせた。
28:モーセは彼らの手からこれらを受け取ると、焼き尽くす献げ物の上に載せ、祭壇で燃やして煙にした。これが任職の献げ物であって、燃やして主にささげる宥めの香りである。
29:次にモーセは胸の肉を取り、主の御前に奉納物とした。主がモーセに命じられたとおり、これは任職の献げ物の雄羊のうちからモーセが受けるべき分であった。
30:次に、モーセは聖別の油と祭壇の上にある血を取って、まずアロンとその子らに、次いで彼らの祭服に振りまいて、アロンとその祭服、彼と共にいるその子らとその祭服を聖別した。
31:モーセはアロンとその子らに言った。アロンとその子らはそれを食べよ、とわたしが命じたとおりに、あなたたちは献げ物の肉を臨在の幕屋の入り口で煮て、それを任職の献げ物の籠に入れてあるパンと共に食べなさい。
32:肉およびパンの残りは焼却しなさい。
33:あなたたちは七日にわたる任職の期間が完了するまでは、臨在の幕屋の入り口を離れてはならない。任職式は七日を要するからである。
34:今日執り行ったことは、あなたたちのために罪を贖う儀式を執行せよという主の御命令によるのである。
35:あなたたちは臨在の幕屋の入り口にとどまり、七日の間、昼夜を徹して、主の託せられたことを守り、死ぬことのないようにしなさい。わたしはそのように命じられている。
36:アロンとその子らは、モーセを通して主が命じられたことすべてを、そのとおり実施した。

9章

1:八日目に、モーセはアロンとその子ら、およびイスラエルの長老たちを呼び集め、
2:アロンに言った。無傷の若い雄牛を贖罪の献げ物として、また同じく無傷の雄羊を焼き尽くす献げ物として、主の御前に引いて来なさい。
3:またイスラエルの人々にこう告げなさい。雄山羊を贖罪の献げ物として、無傷で一歳の雄の子牛と小羊を焼き尽くす献げ物として、
4:また雄牛と雄羊を和解の献げ物として主の御前にささげ、更にオリーブ油を混ぜた穀物の献げ物をささげなさい。今日、主はあなたたちに顕現される。
5:彼らがモーセに命じられたとおりの献げ物を臨在の幕屋の前に持って来ると、共同体全体は進み出て、主の御前に立った。
6:モーセは言った。これは主があなたたちに命じられたことであり、主の栄光があなたたちに現れるためなのである。
7:モーセはアロンに言った。祭壇に進み出て、あなたの贖罪の献げ物と焼き尽くす献げ物とをささげて、あなたと民の罪を贖う儀式を行い、また民の献げ物をささげて、彼らの罪を贖う儀式を行いなさい。これは主が命じられたことである。
8:アロンは祭壇に進み出て、自分の贖罪の献げ物として若い雄牛を屠った。
9:アロンの子らが血をアロンに手渡すと、彼は指を血に浸して祭壇の四隅の角に塗り、残りの血を祭壇の基に流した。
10:また献げ物の脂肪と腎臓と肝臓の尾状葉を、主がモーセに命じられたとおり、祭壇で燃やして煙にした。
11:しかしその肉と皮は宿営の外で焼却した。
12:アロンは次に、自分の焼き尽くす献げ物を屠った。アロンの子らが血を彼に渡すと、彼はそれを祭壇の四つの側面に注ぎかけた。
13:彼らが分割した献げ物の各部と頭を渡すと、彼は祭壇で燃やして煙にした。
14:アロンは内臓と四肢を洗って、祭壇の焼き尽くす献げ物の上に置き、燃やして煙にした。
15:その後、アロンは民の献げ物をささげた。すなわち民の贖罪の献げ物として雄山羊を取って屠り、さきに自分のためにしたと同じように、贖罪の儀式を行った。
16:次に、焼き尽くす献げ物の動物を引いて来て、規定に従ってささげた。
17:また穀物の献げ物をささげ、そのうちの一つかみを取り、朝の焼き尽くす献げ物に加えて祭壇で燃やして煙にした。
18:更に民の和解の献げ物として雄牛と雄羊を屠った。アロンの子らがその血を渡すと、彼はそれを祭壇の四つの側面に注ぎかけた。
19:また彼らが雄牛と雄羊の脂肪、すなわち脂尾、内臓を覆う脂肪、腎臓、肝臓の尾状葉を、
20:胸の肉に載せて祭壇に運ぶと、アロンはその脂肪を燃やして煙にした。
21:また胸の肉と右後ろ肢は、主がモーセに命じられたとおり主の御前に奉納物とした。
22:アロンは手を上げて民を祝福した。彼が贖罪の献げ物、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物をささげ終えて、壇を下りると、
23:モーセとアロンは臨在の幕屋に入った。彼らが出て来て民を祝福すると、主の栄光が民全員に現れた。
24:そのとき主の御前から炎が出て、祭壇の上の焼き尽くす献げ物と脂肪とをなめ尽くした。これを見た民全員は喜びの声をあげ、ひれ伏した。

10章

1:アロンの子のナダブとアビフはそれぞれ香炉を取って炭火を入れ、その上に香をたいて主の御前にささげたが、それは、主の命じられたものではない、規定に反した炭火であった。
2:すると、主の御前から火が出て二人を焼き、彼らは主の御前で死んだ。
3:モーセがアロンに、「『わたしに近づく者たちに、わたしが聖なることを示し、すべての民の前に栄光を現そう』と主が言われたとおりだ」と言うと、アロンは黙した。
4:モーセはアロンのおじウジエルの子、ミシャエルとエルツァファンを呼び寄せて、「進み出てきて、あなたのいとこたちを聖所から宿営の外に運び出せ」と命じた。
5:彼らは進み出て、モーセの命令に従い、祭服を着たままの二人を宿営の外に運び出した。
6:モーセは、アロンとその子エルアザルとイタマルに言った。髪をほどいたり、衣服を裂いたりするな。さもないと、あなたたちまでが死を招き、更に共同体全体に神の怒りが及ぶであろう。あなたたちの兄弟であるイスラエルの家はすべて、主の火によって焼き滅ぼされたことを悲しむがよい。
7:しかし、あなたたちは決して臨在の幕屋の入り口から出てはならない。さもないと死を招くことになる。あなたたちは主の聖別の油を注がれた身だからである。彼らはモーセの命じたとおりにした。
8:主はアロンに仰せになった。
9:あなたであれ、あなたの子らであれ、臨在の幕屋に入るときは、ぶどう酒や強い酒を飲むな。死を招かないためである。これは代々守るべき不変の定めである。
10:あなたたちのなすべきことは、聖と俗、清いものと汚れたものを区別すること、
11:またモーセを通じて主が命じられたすべての掟をイスラエルの人々に教えることである。
12:モーセはアロンと生き残ったエルアザルとイタマルに命じた。主に燃やしてささげた穀物の献げ物の残りで酵母を入れないパンを作り、祭壇の傍らで食べよ。それは神聖なものだからである。
13:それを聖域で食べよ。これは主に燃やしてささげたものの残りで、あなたとあなたの子らに与えられた分である。わたしはそう命じられている。
14:奉納物の胸の肉と献納物の右後ろ肢は、あなたとあなたと共にいるあなたの息子、娘が清い場所で食べることができる。これはイスラエルの人々がささげる和解の献げ物のうち、あなたとあなたの子らに与えられた分である。
15:献納物の右後ろ肢と奉納物の胸の肉は、燃やしてささげる脂肪と共に主の御前に奉納物とせよ。そうすれば、主が命じられたとおり、あなたとあなたと共にいる子らに永久に与えられた分となる。
16:モーセは贖罪の献げ物の雄山羊を捜し回ったが、既に燃やし尽くされていた。モーセは怒って、生き残ったアロンの子エルアザルとイタマルに問いただした。
17:「なぜ贖罪の献げ物を聖域で食べなかったのか。あれは神聖なものであり、共同体の罪を取り除き、主の御前で彼らの罪を贖う儀式を行うためにあなたたちに与えられたものである。
18:あなたたちは、血を聖所に持って行かなかったのだから、命じられたとおりに、聖所の中で食べるべきであった。」
19:アロンはモーセに答えた。「確かにあの者たちは今日、贖罪の献げ物と焼き尽くす献げ物を主の御前にささげました。しかし、わたしにこのようなことが起きてしまいました。わたしが今日、贖罪の献げ物を食べたとしたら、果たして主に喜ばれたでしょうか。」
20:モーセはこれを聞いて納得した。

11章

1:主はモーセとアロンにこう仰せになった。
2:イスラエルの民に告げてこう言いなさい。地上のあらゆる動物のうちで、あなたたちの食べてよい生き物は、
3:ひづめが分かれ、完全に割れており、しかも反すうするものである。
4:従って反すうするだけか、あるいは、ひづめが分かれただけの生き物は食べてはならない。らくだは反すうするが、ひづめが分かれていないから、汚れたものである。
5:岩狸は反すうするが、ひづめが分かれていないから、汚れたものである。
6:野兎も反すうするが、ひづめが分かれていないから、汚れたものである。
7:いのししはひづめが分かれ、完全に割れているが、全く反すうしないから、汚れたものである。
8:これらの動物の肉を食べてはならない。死骸に触れてはならない。これらは汚れたものである。
9:水中の魚類のうち、ひれ、うろこのあるものは、海のものでも、川のものでもすべて食べてよい。
10:しかしひれやうろこのないものは、海のものでも、川のものでも、水に群がるものでも、水の中の生き物はすべて汚らわしいものである。
11:これらは汚らわしいものであり、その肉を食べてはならない。死骸は汚らわしいものとして扱え。
12:水の中にいてひれやうろこのないものは、すべて汚らわしいものである。
13:鳥類のうちで、次のものは汚らわしいものとして扱え。食べてはならない。それらは汚らわしいものである。禿鷲、ひげ鷲、黒禿鷲、
14:鳶、隼の類、
15:烏の類、
16:鷲みみずく、小みみずく、虎ふずく、鷹の類、
17:森ふくろう、魚みみずく、大このはずく、
18:小きんめふくろう、このはずく、みさご、
19:こうのとり、青鷺の類、やつがしら鳥、こうもり。
20:羽があり、四本の足で動き、群れを成す昆虫はすべて汚らわしいものである。
21:ただし羽があり、四本の足で動き、群れを成すもののうちで、地面を跳躍するのに適した後ろ肢を持つものは食べてよい。
22:すなわち、いなごの類、羽ながいなごの類、大いなごの類、小いなごの類は食べてよい。
23:しかし、これ以外で羽があり、四本の足をもち、群れを成す昆虫はすべて汚らわしいものである。
24:以下の場合にはあなたたちは汚れる。死骸に触れる者はすべて夕方まで汚れる。
25:また死骸を持ち運ぶ者もすべて夕方まで汚れる。衣服は水洗いせよ。
26:ひづめはあるが、それが完全に割れていないか、あるいは反すうしない動物はすべて汚れたものである。それに触れる者もすべて汚れる。
27:四本の足で歩くが、足の裏の膨らみで歩く野生の生き物はすべて汚れたものである。その死骸に触れる者も夕方まで汚れる。
28:死骸を持ち運ぶ者は夕方まで汚れる。衣服は水洗いせよ。それらは汚れたものである。
29:地上を這う爬虫類は汚れている。もぐらねずみ、とびねずみ、とげ尾とかげの類、
30:やもり、大とかげ、とかげ、くすりとかげ、カメレオン。
31:以上は爬虫類の中で汚れたものであり、その死骸に触れる者はすべて夕方まで汚れる。
32:これらの生き物の一つが死んで、何かの品物の上に落ちた場合、それが木の器、衣服、皮、袋、その他何であれ道具であるなら、汚れる。それは水に浸しておかねばならない。夕方まで汚れるが、それ以後は清い。
33:その死骸が土器の中に落ちた場合、その中のものはすべて汚れる。その土器は壊す。
34:この器の中の水がかかった食物はすべて汚れる。またその器の水を飲んだ場合、汚れる。
35:これらの死骸の一つが、かまどや焜炉に落ちたならば、それらを壊す。汚れたからである。それは汚れたものになる。
36:しかし泉やため池に死骸が落ちた場合、その水は清いままである。ただし、その中の死骸に触れた者は汚れる。
37:それらの死骸の一つが種もみに落ちた場合、種もみは清いままである。
38:しかし種もみが水に浸されていて、その上に死骸が落ちた場合、種もみは汚れる。
39:食用の家畜が死んだとき、その死骸に触れた者は夕方まで汚れる。
40:その死骸の一部でも食べた者は、その衣服を水洗いせよ。その人は夕方まで汚れている。またその死骸を持ち運んだ者も衣服を水洗いせよ。夕方まで汚れているからである。
41:地上を這う爬虫類はすべて汚らわしいものである。食べてはならない。
42:すなわち、腹で這うもの、四本ないし更に多くの足で歩くものなど、地上を這う爬虫類はすべて食べてはならない。汚らわしいものである。
43:あなたたちはこれらすべての爬虫類によって自分自身を汚らわしいものとしてはならない。これらによって汚れ、それによって身を汚してはならない。
44:わたしはあなたたちの神、主である。あなたたちは自分自身を聖別して、聖なる者となれ。わたしが聖なる者だからである。地上を這う爬虫類によって自分を汚してはならない。
45:わたしはあなたたちの神になるために、エジプトの国からあなたたちを導き上った主である。わたしは聖なる者であるから、あなたたちも聖なる者となりなさい。
46:以上は動物、鳥類、魚類、および地上を這うすべての生き物についての指示であり、
47:汚れたものと清いもの、食べてよい生き物と食べてはならない生き物とを区別するためである。

12章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。妊娠して男児を出産したとき、産婦は月経による汚れの日数と同じ七日間汚れている。
3:八日目にはその子の包皮に割礼を施す。
4:産婦は出血の汚れが清まるのに必要な三十三日の間、家にとどまる。その清めの期間が完了するまでは、聖なる物に触れたり、聖所にもうでたりしてはならない。
5:女児を出産したとき、産婦は月経による汚れの場合に準じて、十四日間汚れている。産婦は出血の汚れが清まるのに必要な六十六日の間、家にとどまる。
6:男児もしくは女児を出産した産婦の清めの期間が完了したならば、産婦は一歳の雄羊一匹を焼き尽くす献げ物とし、家鳩または山鳩一羽を贖罪の献げ物として臨在の幕屋の入り口に携えて行き、祭司に渡す。
7:祭司がそれを主の御前にささげて、産婦のために贖いの儀式を行うと、彼女は出血の汚れから清められる。これが男児もしくは女児を出産した産婦についての指示である。
8:なお産婦が貧しくて小羊に手が届かない場合は、二羽の山鳩または二羽の家鳩を携えて行き、一羽を焼き尽くす献げ物とし、もう一羽を贖罪の献げ物とする。祭司が産婦のために贖いの儀式を行うと、彼女は清められる。

13章

1:主はモーセとアロンに仰せになった。
2:もし、皮膚に湿疹、斑点、疱疹が生じて、皮膚病の疑いがある場合、その人を祭司アロンのところか彼の家系の祭司の一人のところに連れて行く。
3:祭司はその人の皮膚の患部を調べる。患部の毛が白くなっており、症状が皮下組織に深く及んでいるならば、それは重い皮膚病である。祭司は、調べた後その人に「あなたは汚れている」と言い渡す。
4:しかし、皮膚の疱疹が白くて症状が皮下組織に深く及んではおらず、患部の毛も白くなっていなければ、祭司は患者を一週間隔離する。
5:七日目に祭司が調べて、患部が以前のままで、広がっていなければ、もう一週間隔離する。
6:七日目に再び調べ、症状が治まっていて、広がっていなければ、祭司はその人に「あなたは清い」と言い渡す。それは発疹にすぎない。その人は衣服を水洗いし、清くなる。
7:しかし、祭司に見てもらい、清いと言い渡された後に、その発疹が皮膚に広がったならば、その人はもう一度祭司のところに行く。
8:祭司が調べて、確かに発疹が皮膚に広がっているならば、その人に「あなたは汚れている」と言い渡す。それは重い皮膚病である。
9:重い皮膚病にかかった疑いのある人は、祭司のもとに連れて行かれる。
10:祭司が調べて、皮膚に白い湿疹が生じ、その患部の毛が白くなっており、湿疹の部分の肉がただれているならば、
11:皮膚は慢性皮膚病にかかっている。祭司はその人に「あなたは汚れている」と言い渡す。その人が汚れているのは明らかであるから、隔離してみる必要はない。
12:もし、この皮膚病が皮膚に生じていて、祭司が見るかぎり、頭から足の先まで患者の全身を覆っているようならば、
13:祭司はそれを調べ、確かに全身を覆っているならば、「患者は清い」と言い渡す。全身が白くなっていれば、その人は清いのである。
14:ただし、皮膚がただれ始めるときから、その人は汚れた者となる。
15:祭司はただれた皮膚を見たならば、その人に「あなたは汚れている」と言い渡す。ただれた肉は汚れており、それは重い皮膚病である。
16:しかし、そのただれた肉が再び白くなるならば、その人は祭司のところに行く。
17:祭司が調べて、確かに患部が白くなっているならば、「患者は清い」と言い渡す。その人は清いのである。
18:もし、皮膚に生じた炎症が一度治ってから、
19:その跡に再び炎症が起きて、白い湿疹か、赤みがかった白の疱疹ができたならば、その人は祭司にその個所を見せる。
20:祭司が調べて、確かに症状が皮下組織にまで及んでいて、その部分の毛が白くなっているならば、祭司はその人に「あなたは汚れている」と言い渡す。これは炎症の跡に生じた重い皮膚病である。
21:しかし、調べてみて、患部の毛が白くなっておらず、症状が皮下組織にまで及んでいなくて、治まっているならば、祭司はその人を一週間隔離する。
22:もし、それが皮膚に広がるならば、祭司はその人に「あなたは汚れている」と言い渡す。それは重い皮膚病である。
23:もし、疱疹に変化がなく、広がらなければ、それは炎症の跡である。祭司はその人に「あなたは清い」と言い渡す。
24:皮膚にやけどをして、それがただれて、赤みがかった白か、白の疱疹となった場合、
25:祭司がそれを調べ、疱疹の部分の毛が白く、それが皮下組織に深く及んでいるならば、それはやけどの跡に広がった重い皮膚病である。祭司はその人に「あなたは汚れている」と言い渡す。それは重い皮膚病である。
26:しかし、調べてみて、疱疹の部分の毛が白くなっておらず、症状が皮下組織にまで及んでいなくて、治まっているならば、祭司はその人を一週間隔離して、
27:七日目に調べる。症状が皮膚に広がっているならば、祭司はその人に「あなたは汚れている」と言い渡す。それは重い皮膚病である。
28:しかし、その部分の疱疹に変化がなく、皮膚に広がることもなく、治まっているならば、それはやけどの跡に生じた湿疹である。祭司はその人に「あなたは清い」と言い渡す。それはやけどの跡である。
29:男であれ、女であれ、頭かあごに皮膚病の症状が現れたときは、
30:祭司はそれを調べる。症状が皮下組織に深く及んでおり、その毛が薄く黄色みを帯びているならば、祭司はその人に「あなたは汚れている」と言い渡す。それは白癬で、頭やあごにできる重い皮膚病である。
31:祭司が調べて、白癬の症状が皮下組織に深く及んでいるようには見えないが、その部分に黒い毛が全くなければ、祭司はこの患者を一週間隔離する。
32:七日目に調べて、白癬が広がっておらず、患部に黄色みを帯びた毛がなく、白癬が皮下組織に深く及んでいるように見えなければ、
33:患者は自分で患部の周りの毛をそり落とす。祭司はその人を更に一週間隔離する。
34:七日目に調べて、白癬が皮膚に広がっておらず、皮下組織に深く及んでいなければ、祭司はその人に「あなたは清い」と言い渡す。彼は衣服を水洗いし、清くなる。
35:もしその人が清められた後、白癬が再び皮膚に広がった場合、
36:祭司はそれを調べ、皮膚に広まっておれば、黄色みを帯びた毛を探すまでもない。その人は汚れている。
37:しかし、白癬に変化がなく、そこに黒い毛が生えてきているならば、白癬は治ったのであり、患者は清い。祭司はその人に「あなたは清い」と言い渡す。
38:男であれ、女であれ、皮膚に白い疱疹ができたならば、
39:祭司はその個所を調べる。その疱疹がにぶい白色ならば、それは白皮症が皮膚に広がっているのであって、その人は清い。
40:もし、頭部の毛が落ちて、後頭部がはげても、その人は清い。
41:もし、前頭部の毛が落ちて、そこがはげても、その人は清い。
42:しかし、前頭部であれ、後頭部であれ、はげたところに赤みがかった白い症状が出たならば、前頭部、後頭部を問わずそれは重い皮膚病である。
43:祭司はそれを調べ、皮膚に出る重い皮膚病に似た赤みがかった白い湿疹の症状が前頭部、あるいは後頭部に生じているならば、
44:その人は重い皮膚病にかかっており、汚れている。祭司はその人に「あなたは確かに汚れている」と言い渡す。頭部にこの症状が出ているからである。
45:重い皮膚病にかかっている患者は、衣服を裂き、髪をほどき、口ひげを覆い、「わたしは汚れた者です。汚れた者です」と呼ばわらねばならない。
46:この症状があるかぎり、その人は汚れている。その人は独りで宿営の外に住まねばならない。
47:衣服にかびが生じた場合、羊毛や、亜麻の衣服でも、
48:亜麻や羊毛の織り糸でも、あるいは革やどのような革製品でも、
49:青かびか赤かびが、衣服か、革か、織り糸か、どのような革製品かに生じたならば、それはかびの繁殖によるものであるから、祭司に見せなければならない。
50:祭司はそれを調べてから、一週間隔離する。
51:七日目に再び調べた結果、かびがその衣服や織り糸や、あるいは革や革が用いられているすべての製品に広がっているならば、それは悪性のかびであって、汚れている。
52:かびが生えているものは、それが衣服であれ、羊毛や亜麻の織り糸であれ、革製品であれ、焼き捨てる。それは悪性のかびの繁殖だから火で焼く。
53:もし、祭司がそれを調べた結果、かびが衣服にも、織り糸にも、どのような革製品にも広がっていないならば、
54:祭司は、かびが生えている所を水洗いさせ、更に一週間隔離する。
55:祭司はかびを水洗いさせた後、調べて、かびに変化が見られないならば、かびが広がっていなくても、それは汚れている。その腐食が表に出ていても裏に出ていても、火で焼かねばならない。
56:しかし、祭司が調べ、それを水洗いした後、かびの色が薄らいだならば、衣服や革や織り糸からその部分を切り取る。
57:その後再び、かびが衣服や織り糸やどのような革製品にも広がるならば、このかびの付いたものは焼き捨てなければならない。
58:しかし、水洗いした衣服や織り糸やすべての革製品から、かびが消え去ったならば、もう一度よく水洗いすれば、清くなる。
59:以上は、羊毛や亜麻の衣服、織り糸あるいは革製品にかびが生じた場合、それが清いか、汚れているかを言い渡すための指示である。

14章

1:主はモーセに仰せになった。
2:以下は重い皮膚病を患った人が清めを受けるときの指示である。彼が祭司のもとに連れて来られると、
3:祭司は宿営の外に出て来て、調べる。患者の重い皮膚病が治っているならば、
4:祭司は清めの儀式をするため、その人に命じて、生きている清い鳥二羽と、杉の枝、緋糸、ヒソプの枝を用意させる。
5:次に、祭司は新鮮な水を満たした土器の上で鳥の一羽を殺すように命じる。
6:それから、杉の枝、緋糸、ヒソプおよび生きているもう一羽の鳥を取り、さきに新鮮な水の上で殺された鳥の血に浸してから、
7:清めの儀式を受ける者に七度振りかけて清める。その後、この生きている鳥は野に放つ。
8:清めの儀式を受けた者は、衣服を水洗いし、体の毛を全部そって身を洗うと、清くなる。この後、彼は宿営に戻ることができる。しかし、七日間は自分の天幕の外にいなければならない。
9:彼は七日目に体の毛を全部、すなわち、頭髪、ひげ、まゆ毛、その他の毛もすべてそる。そして、衣服を水洗いし、身を洗う。こうして、彼は清くなる。
10:八日目に、彼は無傷の雄羊二匹、無傷の一歳の雌羊一匹、オリーブ油を混ぜた十分の三エファの上等の小麦粉の献げ物、一ログのオリーブ油を調える。
11:清めの儀式を執行する祭司は、その儀式にあずかる者にこれらの献げ物を持たせ、臨在の幕屋の入り口の主の御前に立たせる。
12:祭司は雄羊の一匹を取り、それを一ログのオリーブ油と共に、賠償の献げ物としてささげ、主の御前に奉納物とする。
13:次に、この雄羊を贖罪の献げ物や焼き尽くす献げ物を屠る場所、つまり聖域で屠る。この賠償の献げ物は、贖罪の献げ物と同様、祭司のものである。これは神聖なものである。
14:祭司はこの献げ物の雄羊の血を取って、清めの儀式を受ける者の右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗る。
15:祭司は、一ログのオリーブ油の一部を取って自分の左の手のひらに注ぎ、
16:そこに右手の指を浸してその油を七度主の御前に振りまく。
17:次に、手のひらに残ったオリーブ油の一部を、清めの儀式を受ける者の右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗り、更に賠償の献げ物の血の上にも塗る。
18:再び手のひらに残ったオリーブ油は清めの儀式を受ける者の頭に塗る。祭司はこのようにして、彼のために主の御前に贖いの儀式を行う。
19:祭司は、贖罪の献げ物をささげて、彼のために汚れを清める儀式を行う。最後に焼き尽くす献げ物を屠る。
20:祭司は焼き尽くす献げ物と穀物の献げ物を祭壇で燃やしてささげる。祭司がこうして、彼のために贖いの儀式を行うと、彼は清くなる。
21:もし、彼が貧しくて前記のものに手が届かないならば、自分の贖いの儀式のための奉納物として賠償の献げ物の雄羊一匹、更に穀物の献げ物のためにオリーブ油を混ぜた上等の小麦粉十分の一エファ、および一ログのオリーブ油を調える。
22:更に、手が届く二羽の山鳩か、家鳩を取り、一羽を贖罪の献げ物、他を焼き尽くす献げ物とする。
23:八日目に、彼は清めのためにこれらのものを祭司のもとに、すなわち、臨在の幕屋の入り口の主の御前に携える。
24:祭司は賠償の献げ物の雄羊と一ログのオリーブ油を取って、主の御前に奉納物とする。
25:次に、賠償の献げ物の雄羊を屠り、その血を取って清めの儀式を受ける者の右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗る。
26:祭司は自分の左の手のひらにオリーブ油を注ぎ、
27:そこに右手の指を浸してその油を七度主の御前に振りまく。
28:次に、手のひらのオリーブ油を、清めの儀式を受ける者の右の耳たぶ、右手の親指、右足の親指に塗り、更に賠償の献げ物の血の上にも塗る。
29:手のひらに残ったオリーブ油は清めの儀式を受ける者の頭に塗って、主の御前で彼のために贖いの儀式を行う。
30:最後に、手が届く山鳩か、家鳩のうちの一羽を、
31:つまり、手が届くものを一羽贖罪の献げ物とし、他を焼き尽くす献げ物とし、これに穀物の献げ物を加えてささげる。祭司はこのようにして、彼のために主の御前に贖いの儀式を行う。
32:以上は重い皮膚病を患った人が清めを受けるときに、正規の献げ物に手が届かない場合の指示である。
33:主はモーセとアロンにこう仰せになった。
34:あなたたちが所有地としてわたしから与えられるカナンの土地に入るとき、あなたたちの所有地で家屋にかびが生じるならば、
35:家の主人は祭司に「かびらしきものがわたしの家屋に生じました」と報告する。
36:祭司は、かびの状態を見に入る前に、その家屋の中にある物を屋外に出すようにと命じて、家屋の中にある物が全部汚れないようにしてから、家屋を調べるために入り、
37:かびの状態を見る。家屋の壁に青かびか、赤かびが生じており、壁の内部にまで及んでいるように見えるならば、
38:祭司は家から出て入り口に立ち、家屋を一週間封鎖する。
39:七日目に、祭司は再び来て見る。かびが家屋の壁に広がっているならば、
40:祭司は命じて、かびが生じている部分の石材を抜き取り、町の外にある汚れた場所に捨てさせ、
41:家屋の内側を削り取らせて、削り取ったしっくいを町の外にある汚れた場所に捨てさせ、
42:別の石材を取って元の石材の代わりに入れさせ、別のしっくいで家屋の内部を塗らせる。
43:しかし、石材を抜き取り、家屋の内側を削り取って、しっくいで塗った後でも、再びかびが生じて家屋に広がるならば、
44:祭司は来て調べる。かびが家屋に広がっているならば、それは悪性のかびであり、その家屋は汚れている。
45:それを打ち壊し、石材、木材、しっくいをすべて町の外にある汚れた場所に運び出させる。
46:封鎖期間中にこの家屋に入った者はすべて、夕方まで汚れる。
47:また、この家屋で寝たり、食べたりした者は衣服を水洗いする。
48:家屋をしっくいで塗り変えた後、祭司が見に来て、かびが広がっていなければ、祭司はその家屋を清いと宣言する。かびは治まったのである。
49:そして、この家屋の汚れを清めるために、二羽の鳥、杉の枝、緋糸およびヒソプを用意する。
50:まず、新鮮な水を満たした土器の上で鳥の一羽を殺す。
51:次に、杉の枝、ヒソプ、緋糸と共にもう一羽の生きている鳥を取って、さきに殺した鳥の血と新鮮な水に浸し、家屋に七度振りまく。
52:こうして、鳥の血、新鮮な水、生きた鳥、杉の枝、ヒソプおよび緋糸をもって家屋を清める。
53:その後、祭司は生きている鳥を町の外の野に放つ。こうして、家屋のための贖いの儀式を行うと、家は清められる。
54:以上は、あらゆる重い皮膚病、白癬、
55:衣服と家屋のかび、
56:湿疹、斑点、疱疹に関する、
57:汚れと清めの宣告の時についての指示である。

15章

1:主はモーセとアロンに仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。もし、尿道の炎症による漏出があるならば、その人は汚れている。
3:漏出による汚れは以下のとおりである。尿道から膿が出ている場合と尿道にたまっている場合。以上が汚れである。
4:漏出のある人の寝床や腰掛けはことごとく汚れている。
5:その寝床に触れた人は自分の衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
6:漏出のある人の腰掛けに座った人も衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
7:漏出のある人に直接触れた人は衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
8:漏出のある人が清い人に唾をかけたならば、かけられた人は衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
9:漏出のある人が乗った鞍はすべて汚れる。
10:また、その人が敷いた物に触れた人は皆、夕方まで汚れている。また、それを持ち運ぶ人も衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
11:漏出のある人が手を洗わずに触れた人は皆、衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
12:漏出のある人が触れた土器はすべて打ち壊す。しかし、木製の容器はすべて水で洗う。
13:漏出のある人が、それがやんで清くなったならば、清めの期間としての七日間を経た後、衣服を水洗いし、新鮮な水で身を洗うと、清くなる。
14:八日目に、彼は二羽の山鳩か家鳩を調え、臨在の幕屋の入り口で、主の御前に出て、それを祭司に渡す。
15:祭司は、一羽を贖罪の献げ物、他の一羽を焼き尽くす献げ物として主の御前にささげ、漏出の汚れを清めるために贖いの儀式を行う。
16:もし人に、精の漏出があったならば、全身を水に浸して洗う。その人は夕方まで汚れている。
17:その精が付着した衣服や革は水洗いする。それは夕方まで汚れている。
18:精の漏出は男と寝た女にも当てはまる。二人とも身を洗う。二人は夕方まで汚れている。
19:女性の生理が始まったならば、七日間は月経期間であり、この期間に彼女に触れた人はすべて夕方まで汚れている。
20:生理期間中の女性が使った寝床や腰掛けはすべて汚れる。
21:彼女の寝床に触れた人はすべて、衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
22:また、その腰掛けに触れた人はすべて、衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
23:彼女の寝床や腰掛けを使って、それに触れたならば、その人は夕方まで汚れている。
24:もし、男が女と寝て月経の汚れを受けたならば、七日間汚れる。またその男が使った寝床はすべて汚れる。
25:もし、生理期間中でないときに、何日も出血があるか、あるいはその期間を過ぎても出血がやまないならば、その期間中は汚れており、生理期間中と同じように汚れる。
26:この期間中に彼女が使った寝床は、生理期間中使用した寝床と同様に汚れる。また、彼女が使った腰掛けも月経による汚れと同様汚れる。
27:また、これらの物に触れた人はすべて汚れる。その人は衣服を水洗いし、身を洗う。その人は夕方まで汚れている。
28:彼女が出血の汚れから清くなり、七日間が過ぎたならば、その後は清くなる。
29:八日目に、彼女は二羽の山鳩か家鳩を調え、それを臨在の幕屋の入り口で祭司に渡す。
30:祭司は一羽を贖罪の献げ物、他の一羽を焼き尽くす献げ物として主の御前にささげ、彼女の異常出血の汚れを清めるために贖いの儀式を行う。
31:あなたたちはイスラエルの人々を戒めて汚れを受けないようにし、あなたたちの中にあるわたしの住まいに彼らの汚れを持ち込んで、死を招かないようにしなさい。
32:以上は、尿道の炎症による漏出のある人、精の漏出のため汚れた人、
33:生理期間中の人など、男でも女でも体からの漏出のある人、また汚れた女と寝た男に関する指示である。

16章

1:アロンの二人の息子が主の御前に近づいて死を招いた事件の直後、主はモーセに仰せになった。
2:主はモーセに言われた。あなたの兄アロンに告げなさい。決められた時以外に、垂れ幕の奥の至聖所に入り、契約の箱の上にある贖いの座に近づいて、死を招かないように。わたしは贖いの座の上に、雲のうちに現れるからである。
3:アロンが至聖所に入るときは次のようにしなさい。まず、贖罪の献げ物として若い雄牛一頭、焼き尽くす献げ物として雄羊一匹を用意する。
4:彼は聖別した亜麻布の長い服を着け、その下に亜麻布のズボンをはいて肌を隠し、亜麻布の飾り帯を締め、頭に亜麻布のターバンを巻く。これらは聖なる衣服であり、彼は水で体を洗ってこれを着る。
5:次に、イスラエルの人々の共同体から贖罪の献げ物として雄山羊二匹、焼き尽くす献げ物として雄羊一匹を受け取る。
6:アロンは、自分の贖罪の献げ物のために雄牛を引いて来て、自分と一族のために贖いの儀式を行う。
7:次いで、雄山羊二匹を受け取り、臨在の幕屋の入り口の主の御前に引いて来る。
8:アロンは二匹の雄山羊についてくじを引き、一匹を主のもの、他の一匹をアザゼルのものと決める。
9:アロンはくじで主のものに決まった雄山羊を贖罪の献げ物に用いる。
10:くじでアザゼルのものに決まった雄山羊は、生きたまま主の御前に留めておき、贖いの儀式を行い、荒れ野のアザゼルのもとへ追いやるためのものとする。
11:アロンは自分の贖罪の献げ物のための雄牛を引いて来て、自分と一族のために贖いの儀式を行うため、自分の贖罪の献げ物の雄牛を屠る。
12:次に、主の御前にある祭壇から炭火を取って香炉に満たし、細かい香草の香を両手にいっぱい携えて垂れ幕の奥に入り、
13:主の御前で香を火にくべ、香の煙を雲のごとく漂わせ、掟の箱の上の贖いの座を覆わせる。死を招かぬためである。
14:次いで、雄牛の血を取って、指で贖いの座の東の面に振りまき、更に血の一部を指で、贖いの座の前方に七度振りまく。
15:次に、民の贖罪の献げ物のための雄山羊を屠り、その血を垂れ幕の奥に携え、さきの雄牛の血の場合と同じように、贖いの座の上と、前方に振りまく。
16:こうして彼は、イスラエルの人々のすべての罪による汚れと背きのゆえに、至聖所のために贖いの儀式を行う。彼は、人々のただ中にとどまり、さまざまの汚れにさらされている臨在の幕屋のためにも同じようにする。
17:彼が至聖所に入り贖いの儀式を行って、出て来るまでは、だれも臨在の幕屋に入ってはならない。彼は、自分と一族のために、またイスラエルの全会衆のために贖いの儀式を済ますと、
18:主の御前にある祭壇に出て来て、そのために贖いの儀式を行う。彼は雄牛の血と雄山羊の血の一部を取って祭壇の四隅の角に塗り、
19:血の一部を指で七度祭壇に振りまいて、イスラエルの人々の汚れからそれを清め聖別する。
20:こうして、至聖所、臨在の幕屋および祭壇のために贖いの儀式を済ますと、生かしておいた雄山羊を引いて来させ、
21:アロンはこの生きている雄山羊の頭に両手を置いて、イスラエルの人々のすべての罪責と背きと罪とを告白し、これらすべてを雄山羊の頭に移し、人に引かせて荒れ野の奥へ追いやる。
22:雄山羊は彼らのすべての罪責を背負って無人の地に行く。雄山羊は荒れ野に追いやられる。
23:アロンは臨在の幕屋に戻り、至聖所に入るときに身に着けていた亜麻布の衣服を脱いでそこに置き、
24:聖域で身を洗い、自分の衣服に着替え、外に出て自分の焼き尽くす献げ物と民の焼き尽くす献げ物をささげ、自分と民のために贖いの儀式を行う。
25:また、贖罪の献げ物の脂肪を祭壇で燃やして煙にする。
26:アザゼルのための雄山羊を引いて行った者は、衣服を洗い、身を洗って後、初めて宿営に戻ることができる。
27:至聖所のための贖いの儀式を行うために、その血を携え入れられた贖罪の献げ物の雄牛と雄山羊は、宿営の外に運び出し、皮、肉、および胃の中身を焼却する。
28:この仕事に従事した人は衣服を洗い、身を洗って後、初めて宿営に戻ることができる。
29:以下は、あなたたちの守るべき不変の定めである。第七の月の十日にはあなたたちは苦行をする。何の仕事もしてはならない。土地に生まれた者も、あなたたちのもとに寄留している者も同様である。
30:なぜなら、この日にあなたたちを清めるために贖いの儀式が行われ、あなたたちのすべての罪責が主の御前に清められるからである。
31:これは、あなたたちにとって最も厳かな安息日である。あなたたちは苦行をする。これは不変の定めである。
32:贖いの儀式は、聖別の油を注がれ、父の跡を継いで正規の祭司職に任じられた祭司が行うべきである。彼は聖別した亜麻布の衣服を着け、
33:至聖所、臨在の幕屋および祭壇を清め、祭司たちと民の全会衆のために贖いの儀式を行う。
34:これはあなたたちの不変の定めである。年に一度、イスラエルの人々のためにそのすべての罪の贖いの儀式を行うためである。モーセは主のお命じになったとおりに行った。

17章

1:主はモーセに仰せになった。
2:アロンとその子らおよびイスラエルのすべての人々に告げてこう言いなさい。主が命じられたことは次のとおりである。
3:イスラエルの人々のうちのだれかが、宿営の内であれ、外であれ、牛、羊、あるいは山羊を屠っても、
4:それを臨在の幕屋の入り口に携えて来て、主の幕屋の前で献げ物として主にささげなければ、殺害者と見なされる。彼は流血の罪を犯したのであるから、民の中から断たれる。
5:それゆえ、従来イスラエルの人々が野外で屠っていたいけにえは、主への献げ物として臨在の幕屋の入り口の祭司のもとに携えて行き、それを主への和解の献げ物とすべきである。
6:祭司はその血を臨在の幕屋の入り口にある主の祭壇に注ぎかけ、脂肪は主を宥める香りとして燃やして煙にする。
7:彼らがかつて、淫行を行ったあの山羊の魔神に二度と献げ物をささげてはならない。これは彼らが代々にわたって守るべき不変の定めである。
8:また、彼らに言いなさい。イスラエルの家の者であれ、彼らのもとに寄留する者であれ、焼き尽くす献げ物または和解の献げ物をささげるとき、
9:それを主にささげるのに臨在の幕屋の入り口に携えて行かない場合には、その者は民の中から断たれる。
10:イスラエルの家の者であれ、彼らのもとに寄留する者であれ、血を食べる者があるならば、わたしは血を食べる者にわたしの顔を向けて、民の中から必ず彼を断つ。
11:生き物の命は血の中にあるからである。わたしが血をあなたたちに与えたのは、祭壇の上であなたたちの命の贖いの儀式をするためである。血はその中の命によって贖いをするのである。
12:それゆえ、わたしはイスラエルの人々に言う。あなたたちも、あなたたちのもとに寄留する者も、だれも血を食べてはならない。
13:イスラエルの人々であれ、彼らのもとに寄留する者であれ、食用となる動物や鳥を捕獲したなら、血は注ぎ出して土で覆う。
14:すべての生き物の命はその血であり、それは生きた体の内にあるからである。わたしはイスラエルの人々に言う。いかなる生き物の血も、決して食べてはならない。すべての生き物の命は、その血だからである。それを食べる者は断たれる。
15:死んだ動物や、野獣にかみ殺された動物を食べる者は、土地に生まれた者であれ、寄留者であれ、その衣服を水洗いし、身を洗う。彼は、夕方まで汚れるが、その後は清くなる。
16:もし、その衣服を水洗いもせず、身を洗いもしないならば、その者は罪責を負う。

18章

1:主はモーセにこう仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
3:あなたたちがかつて住んでいたエジプトの国の風習や、わたしがこれからあなたたちを連れて行くカナンの風習に従ってはならない。その掟に従って歩んではならない。
4:わたしの法を行い、わたしの掟を守り、それに従って歩みなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
5:わたしの掟と法とを守りなさい。これらを行う人はそれによって命を得ることができる。わたしは主である。
6:肉親の女性に近づいてこれを犯してはならない。わたしは主である。
7:母を犯し、父を辱めてはならない。彼女はあなたの実母である。彼女を犯してはならない。
8:父の妻を犯してはならない。父を辱めることだからである。
9:姉妹は、異父姉妹、異母姉妹、同じ家で育ったか他の家で育ったかを問わず、彼女たちを犯して、辱めてはならない。
10:孫娘を犯して、辱めてはならない。自分自身を辱めることだからである。
11:父のもとに生まれた父の妻の娘を犯してはならない。彼女はあなたの姉妹である。彼女を辱めてはならない。
12:父方のおばを犯してはならない。彼女はあなたの父の肉親である。
13:母方のおばを犯してはならない。彼女はあなたの母の肉親である。
14:おじの妻を犯してはならない。おじの妻に近づいてはならない。彼女はあなたのおばである。
15:嫁を犯してはならない。彼女は息子の妻である。彼女を犯してはならない。
16:兄弟の妻を犯してはならない。兄弟を辱めることになるからである。
17:あなたは一人の女性とその娘との両者を犯してはならない。またその孫娘を取って、彼女たちを犯してはならない。彼女たちはあなたの肉親であり、そのようなことは恥ずべき行為である。
18:あなたは妻の存命中に、その姉妹をめとってこれを犯し、妻を苦しめてはならない。
19:月経の汚れを持つ女性に近づいて、これを犯してはならない。
20:人の妻と寝て、それによって身を汚してはならない。
21:自分の子を一人たりとも火の中を通らせてモレク神にささげ、あなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。
22:女と寝るように男と寝てはならない。それはいとうべきことである。
23:動物と交わって身を汚してはならない。女性も動物に近づいて交わってはならない。これは、秩序を乱す行為である。
24:あなたたちは以上のいかなる性行為によっても、身を汚してはならない。これらはすべて、あなたたちの前からわたしが追放しようとしている国々が行って、身を汚していることである。
25:これらの行為によってこの土地は汚され、わたしはこの地をその罪のゆえに罰し、この地はそこに住む者を吐き出したのである。
26:あなたたちはわたしの掟と法とを守り、土地に生まれた者であろうと、あなたたちのもとに寄留する者であろうと、以上に挙げたいとうべきことを一切してはならない。
27:あなたたちがこれから向かう土地の住民はこれらすべてのいとうべきことをしたため、その土地は汚れている。
28:あなたたちもその土地を汚すならば、先住民を吐き出したと同じように、土地があなたたちを吐き出すであろう。
29:これらのいとうべきことの一つでも行う者は、行う者がだれであっても、民の中から断たれる。
30:それゆえ、あなたたちは必ずわたしの命令を守りなさい。これまで行われてきたいとうべき風習の一つでも行って、身を汚してはならない。わたしはあなたたちの神、主である。

19章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々の共同体全体に告げてこう言いなさい。あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。
3:父と母とを敬いなさい。わたしの安息日を守りなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
4:偶像を仰いではならない。神々の偶像を鋳造してはならない。わたしはあなたたちの神、主である。
5:和解の献げ物を主にささげるときは、それが受け入れられるようにささげなさい。
6:献げ物の肉は、ささげた当日とその翌日に食べねばならない。三日目まで残ったものは焼き捨てよ。
7:もし、三日目にわずかでも食べるなら、それは不浄なことであって、受け入れられることではない。
8:それを食べた者は責めを負う。主にささげられた聖なるものを汚したからである。その人は民の中から断たれる。
9:穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。
10:ぶどうも、摘み尽くしてはならない。ぶどう畑の落ちた実を拾い集めてはならない。これらは貧しい者や寄留者のために残しておかねばならない。わたしはあなたたちの神、主である。
11:あなたたちは盗んではならない。うそをついてはならない。互いに欺いてはならない。
12:わたしの名を用いて偽り誓ってはならない。それによってあなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。
13:あなたは隣人を虐げてはならない。奪い取ってはならない。雇い人の労賃の支払いを翌朝まで延ばしてはならない。
14:耳の聞こえぬ者を悪く言ったり、目の見えぬ者の前に障害物を置いてはならない。あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。
15:あなたたちは不正な裁判をしてはならない。あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。同胞を正しく裁きなさい。
16:民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。わたしは主である。
17:心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。
18:復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。
19:あなたたちはわたしの掟を守りなさい。二種の家畜を交配させたり、一つの畑に二種の種を蒔いてはならない。また二種の糸で織った衣服を身に着けてはならない。
20:もし、男が女奴隷と寝た場合、その女が別の男の奴隷になるはずでありながら、まだ金も支払われておらず、自由の身にもなっていないならば、男は、損害賠償金を支払わねばならない。しかし、二人の行為は死罪には当たらない。彼女は自由の身ではなかったからである。
21:男は罰として、主に賠償の献げ物の雄羊を臨在の幕屋の入り口に携えて行く。
22:祭司が献げ物の雄羊をもって、彼の犯した罪のために主の御前で彼のために贖いの儀式を行うと、彼の罪は赦される。
23:あなたたちが入ろうとしている土地で、果樹を植えるときは、その実は無割礼のものと見なさねばならない。それは三年の間、無割礼のものであるから、それを食べてはならない。
24:四年目にすべての実は聖なるものとなり、主への賛美の献げ物となる。
25:五年目にあなたたちはその実を食べることができる。こうすれば収穫は増し加えられる。わたしはあなたたちの神、主である。
26:あなたたちは血を含んだ肉を食べてはならない。占いや呪術を行ってはならない。
27:もみあげをそり落としたり、ひげの両端をそってはならない。
28:死者を悼んで身を傷つけたり、入れ墨をしてはならない。わたしは主である。
29:あなたの娘に遊女のすることをさせて汚してはならない。あなたの土地をそれによって汚し、恥ずべきことで満たしてはならない。
30:わたしの安息日を守り、わたしの聖所を敬いなさい。わたしは主である。
31:霊媒を訪れたり、口寄せを尋ねたりして、汚れを受けてはならない。わたしはあなたたちの神、主である。
32:白髪の人の前では起立し、長老を尊び、あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。
33:寄留者があなたの土地に共に住んでいるなら、彼を虐げてはならない。
34:あなたたちのもとに寄留する者をあなたたちのうちの土地に生まれた者同様に扱い、自分自身のように愛しなさい。なぜなら、あなたたちもエジプトの国においては寄留者であったからである。わたしはあなたたちの神、主である。
35:あなたたちは、不正な物差し、秤、升を用いてはならない。
36:正しい天秤、正しい重り、正しい升、正しい容器を用いなさい。わたしは、あなたたちをエジプトの国から導き出したあなたたちの神、主である。
37:わたしのすべての掟、すべての法を守り、それを行いなさい。わたしは主である。

20章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々にこう言いなさい。イスラエルの人々であれ、イスラエルに寄留する者であれ、そのうちのだれであっても、自分の子をモレク神にささげる者は、必ず死刑に処せられる。国の民は彼を石で打ち殺す。
3:わたしは、その者にわたしの顔を向け、民の中から断つ。自分の子をモレク神にささげ、わたしの聖所を汚し、わたしの聖なる名を冒涜したからである。
4:もし、国の民が、自分の子をモレク神にささげる者を黙認し、殺さないならば、
5:わたしがその者と家族に顔を向け、彼および彼に倣ってモレク神を求めて淫行を行うすべての者を民の中から断つ。
6:口寄せや霊媒を訪れて、これを求めて淫行を行う者があれば、わたしはその者にわたしの顔を向け、彼を民の中から断つ。
7:自らを清く保ち、聖なる者となりなさい。わたしはあなたたちの神、主だからである。
8:わたしの掟を忠実に守りなさい。わたしは主であって、あなたたちを聖なる者とする。
9:自分の父母を呪う者は、必ず死刑に処せられる。父母を呪うことは死罪に当たる。
10:人の妻と姦淫する者、すなわち隣人の妻と姦淫する者は姦淫した男も女も共に必ず死刑に処せられる。
11:父の妻と寝る者は、父を辱める者であるから、両者共に必ず死刑に処せられる。彼らの行為は死罪に当たる。
12:嫁と寝る者は両者共に必ず死刑に処せられる。この秩序を乱す行為は死罪に当たる。
13:女と寝るように男と寝る者は、両者共にいとうべきことをしたのであり、必ず死刑に処せられる。彼らの行為は死罪に当たる。
14:一人の女とその母とを共にめとる者は、恥ずべきことをしたのであり、三者共に焼き殺される。あなたたちの中に恥ずべきことがあってはならない。
15:動物と交わった男は必ず死刑に処せられる。その動物も殺さねばならない。
16:いかなる動物とであれ、これに近づいて交わる女と動物を殺さねばならない。彼らは必ず死刑に処せられる。彼らの行為は死罪に当たる。
17:自分の姉妹、すなわち父または母の娘をめとり、その姉妹の裸を見、女はその兄弟の裸を見るならば、これは恥ずべき行為であり、彼らは民の目の前で断たれる。彼は自分の姉妹を犯した罪を負わねばならない。
18:生理期間中の女と寝て、これを犯した者は、女の血の源をあらわにし、女は自分の血の源をあらわにしたのであって、両者共に民の中から断たれる。
19:おばを犯してはならない。彼らは、肉親を辱める行為の罪を負わねばならない。
20:おばと寝て、おじを辱めるならば、罰を受け、男も女も子に恵まれることなく死ぬ。
21:兄弟の妻をめとる者は、汚らわしいことをし、兄弟を辱めたのであり、男も女も子に恵まれることはない。
22:あなたたちはわたしのすべての掟と法を忠実に守りなさい。そうすれば、わたしがあなたたちを住まわせるために導き入れる国から吐き出されることはない。
23:あなたたちの前からわたしが追い払おうとしている国の風習に従ってはならない。彼らの行為はすべてわたしの嫌悪するものである。
24:わたしはあなたたちに言う。あなたたちは彼らの土地を得るであろう。わたしはそれをあなたたちに得させるであろう。それは、乳と蜜の流れる土地である。わたしはあなたたちの神、主である。わたしはあなたたちと諸国の民を分かつから、
25:あなたたちは、清い動物と汚れた動物、清い鳥と汚れた鳥とを区別しなければならない。動物、鳥、すべて地上を這うものによって、自らを憎むべきものにしてはならない。これらは、わたしが汚れたものとして、あなたたちに区別することを教えたものである。
26:あなたたちはわたしのものとなり、聖なる者となりなさい。主なるわたしは聖なる者だからである。わたしはあなたたちをわたしのものとするため諸国の民から区別したのである。
27:男であれ、女であれ、口寄せや霊媒は必ず死刑に処せられる。彼らを石で打ち殺せ。彼らの行為は死罪に当たる。

21章

1:主はモーセに言われた。アロンの子である祭司たちに告げてこう言いなさい。親族の遺体に触れて身を汚してはならない。
2:ただし、近親、すなわち、父母、息子、娘、兄弟、
3:および同居している未婚の姉妹の場合は許される。
4:間違っても、親族の遺体に触れて、身を汚すことがあってはならない。
5:また、頭髪の一部をそり上げたり、ひげの両端をそり落としたり、身を傷つけたりしてはならない。
6:神に属する聖なる者であるように、神の名を汚さないようにしなければならない。祭司は、燃やして主にささげる神の食物を携えるのであるから、聖なる者でなければならない。
7:遊女となって身を汚した女、あるいは離縁された女をめとってはならない。祭司は神に属する聖なる者だからである。
8:あなたは彼を聖なる者とせよ。神の食物をささげる身だからである。彼はあなたに属する聖なる者でなければならない。わたしはあなたたちを聖別する主、聖なる者だからである。
9:祭司の娘が遊女となって、身を汚すならば、彼女は父を汚す者であるから、彼女を焼き殺さねばならない。
10:同僚の祭司たちの上位に立ち、聖別の油を頭に注がれ、祭司の職に任ぜられ、そのための祭服を着る身となった者は、髪をほどいたり、衣服を裂いたりしてはならない。
11:自分の父母の遺体であっても、近づいて身を汚してはならない。
12:聖所を離れて、神の聖所を汚してはならない。彼は神の聖別の油を頭に注がれている者だからである。わたしは主である。
13:祭司は処女をめとらねばならない。
14:やもめ、離縁された女、遊女となって身を汚した女などをめとってはならない。一族から処女をめとらねばならない。
15:一族に汚れた子孫を残してはならない。わたしは彼を聖別した主だからである。
16:主はモーセに仰せになった。
17:アロンに告げなさい。あなたの子孫のうちで、障害のある者は、代々にわたって、神に食物をささげる務めをしてはならない。
18:だれでも、障害のある者、すなわち、目や足の不自由な者、鼻に欠陥のある者、手足の不釣り合いの者、
19:手足の折れた者、
20:背中にこぶのある者、目が弱く欠陥のある者、できものや疥癬のある者、睾丸のつぶれた者など、
21:祭司アロンの子孫のうちで、以上の障害のある者はだれでも、主に燃やしてささげる献げ物の務めをしてはならない。彼には障害があるから、神に食物をささげる務めをしてはならない。
22:しかし、神の食物としてささげられたものは、神聖なる物も聖なる献げ物も食べることができる。
23:ただし、彼には障害があるから、垂れ幕の前に進み出たり、祭壇に近づいたりして、わたしの聖所を汚してはならない。わたしが、それらを聖別した主だからである。
24:モーセは以上のことをアロン、その子らおよびイスラエルのすべての人々に告げた。

22章

1:主はモーセに仰せになった。
2:アロンとその子らに告げなさい。聖なるわたしの名を汚さぬよう、イスラエルの人々がわたしに奉納する聖なる献げ物に細心の注意を払いなさい。わたしは主である。
3:また彼らに告げなさい。あなたたちの子孫のうちだれであれ、イスラエルの人々が主に奉納する聖なる献げ物に汚れたまま近づく者は、永久にわたしの前から断たれるであろう。わたしは主である。
4:アロンの子孫であって、皮膚病にかかっている者や、漏出のある者はだれも、清くなるまでは聖なる献げ物を食べてはならない。死体に触れて汚れた者、精の漏出があった者、
5:あるいは人を汚れさせる爬虫類、人を汚れさせる人間に触れた者は、その汚れの種類を問わず、
6:すべてその日の夕方まで汚れている。彼は身を洗うまでは聖なる献げ物を食べることができない。
7:日没になれば彼は清くなり、それ以後は聖なる献げ物を食べることができる。それは彼の食物だからである。
8:死んだ動物や野獣にかみ殺された動物を食べて身を汚してはならない。わたしは主である。
9:わたしの命令を守りなさい。それを破って罪を負い、それを汚して死を招いてはならない。わたしは彼らを聖別する主である。
10:一般の人はだれも聖なる献げ物を食べてはならない。祭司のもとに滞在している者や雇い人も食べてはならない。
11:ただし、祭司が金を出して買い取った奴隷はそれを食べることができる。また、家で生まれた奴隷も祭司の食物を食べることができる。
12:しかし、祭司の娘であっても、一般人と結婚した者は、祭司が礼物として受けた聖なる献げ物にあずかることはできない。
13:ただし、彼女が子のないまま、やもめとなるか、離婚させられるかして、父の家に戻り、娘であった時と同じになっている場合は、父の食物を食べることができる。一般の人はだれもそれにあずかることはできない。
14:もし、過って聖なる献げ物を食べた場合、その人は、それと同量の聖なる献げ物のほかに、その価の五分の一を加えて祭司に渡す。
15:祭司はイスラエルの人々が主にささげる聖なる献げ物を汚したり、
16:それを人に食べさせて、彼らに賠償の責めを負わせてはならない。わたしは彼らを聖別する主だからである。
17:主はモーセに仰せになった。
18:アロンとその子らおよびイスラエルのすべての人々に告げてこう言いなさい。イスラエルの家の人であれ、イスラエルに寄留する者であれ、満願の献げ物あるいは随意の献げ物を献げ物として、焼き尽くしてささげるときは、
19:主に受け入れられるように傷のない牛、羊、山羊の雄を取る。
20:あなたたちは傷のあるものをささげてはならない。それは主に受け入れられないからである。
21:もし、和解の献げ物を主にささげ、満願の献げ物、あるいは随意の献げ物として誓いを果たす場合には、神に受け入れられるよう傷のない牛または羊を取る。どのような傷があってもいけない。
22:目がつぶれたり、足が折れたり、傷ついたりしているもの、こぶのあるもの、できものや疥癬のあるものなど、このような動物を主にささげてはならない。そのいずれも祭壇で燃やして主にささげてはならない。
23:牛や羊で手足の不釣り合いのものや、発育不全なものは随意の献げ物とすることはできるが、満願の献げ物としては受け入れられない。
24:また、睾丸が押しつぶれたり破れたり、引き裂かれたり切り取られたものを主にささげてはならない。あなたたちの国でこのようなことをしてはならない。
25:あなたたちはこれらの動物を外国人から入手して神の食物としてささげてはならない。それらの動物は傷や欠陥のあるもので、決して受け入れられない。
26:また、主はモーセに仰せになった。
27:牛、羊、山羊が生まれたときは、七日の間その母親のもとに置きなさい。八日目以後は主に燃やしてささげる献げ物として受け入れられる。
28:あなたたちは牛または羊を屠るとき、親と子を同じ日に屠ってはならない。
29:和解と感謝の献げ物を主にささげるときは、それが受け入れられるようにささげる。
30:その肉はその日のうちに食べ、翌日まで残してはならない。わたしは主である。
31:あなたたちはわたしの戒めを忠実に守りなさい。わたしは主である。
32:あなたたちは聖なるわたしの名を汚してはならない。わたしはイスラエルの人々のうちにあって聖別されたものである。わたしはあなたたちを聖別する主である。
33:わたしはあなたたちの神となるために、エジプトの国からあなたたちを導き出した者である。わたしは主である。

23章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちがイスラエルの人々を聖なる集会に召集すべき主の祝日は、次のとおりである。
3:六日の間仕事をする。七日目は最も厳かな安息日であり、聖なる集会の日である。あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。どこに住もうとも、これは主のための安息日である。
4:以下は主の祝日であり、その日あなたたちはイスラエルの人々を聖なる集会に召集しなければならない。
5:第一の月の十四日の夕暮れが主の過越である。
6:同じ月の十五日は主の除酵祭である。あなたたちは七日の間、酵母を入れないパンを食べる。
7:初日には聖なる集会を開く。いかなる仕事もしてはならない。
8:七日の間、燃やして主にささげる献げ物を続けて、七日目に聖なる集会を開く。いかなる仕事もしてはならない。
9:主はモーセに仰せになった。
10:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。わたしが与える土地に入って穀物を収穫したならば、あなたたちは初穂を祭司のもとに携えなさい。
11:祭司は、それを主に受け入れられるよう御前に差し出す。祭司は安息日の翌日にそれを差し出さねばならない。
12:この初穂を差し出す日には、傷のない一歳の雄羊を焼き尽くす献げ物として主にささげる。
13:それと共に穀物の献げ物、すなわち、十分の二エファの上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜたものを、燃やして主にささげる宥めの香りとし、更に四分の一ヒンのぶどう酒をぶどう酒の献げ物としてささげる。
14:この献げ物をあなたたちの神にささげるその日までは、あなたたちはパン、炒り麦、あるいはひき割り麦を食べてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。
15:あなたたちはこの安息日の翌日、すなわち、初穂を携え奉納物とする日から数え始め、満七週間を経る。
16:七週間を経た翌日まで、五十日を数えたならば、主に新穀の献げ物をささげる。
17:各自の家から、十分の二エファの上等の小麦粉に酵母を入れて焼いたパン二個を携えて、奉納物とする。これは主にささげる初物である。
18:このパンのほかに、傷のない一歳の雄の小羊を七匹、若い雄牛一頭、雄羊二匹をささげる。これらは穀物の献げ物やぶどう酒の献げ物と共に主にささげる焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。
19:また、雄山羊一匹を贖罪の献げ物として、一歳の雄の小羊二匹を和解の献げ物としてささげる。
20:祭司はこれらを、初物のパンと共に奉納物として主の御前に差し出す。二匹の雄の小羊は主に聖別されたものとして祭司のものとなる。
21:あなたたちはこの日に集会を開きなさい。これはあなたたちの聖なる集会である。いかなる仕事もしてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。
22:畑から穀物を刈り取るときは、その畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。貧しい者や寄留者のために残しておきなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
23:主はモーセに仰せになった。
24:イスラエルの人々に告げなさい。第七の月の一日は安息の日として守り、角笛を吹き鳴らして記念し、聖なる集会の日としなさい。
25:あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。燃やして主にささげる献げ物を携えなさい。
26:主はモーセに仰せになった。
27:第七の月の十日は贖罪日である。聖なる集会を開きなさい。あなたたちは苦行をし、燃やして主にささげる献げ物を携えなさい。
28:この日にはいかなる仕事もしてはならない。この日は贖罪日であり、あなたたちの神、主の御前においてあなたたちのために罪の贖いの儀式を行う日である。
29:この日に苦行をしない者は皆、民の中から断たれる。
30:また、この日に仕事をする者はだれであれ、わたしはその者を民の中から滅ぼす。
31:あなたたちは、いかなる仕事もしてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。
32:この日はあなたたちの最も厳かな安息日であり、あなたたちは苦行をせねばならない。この月の九日の夕暮れから翌日の夕暮れまでを安息日として安息しなさい。
33:主はモーセに仰せになった。
34:イスラエルの人々に告げなさい。第七の月の十五日から主のために七日間の仮庵祭が始まる。
35:初日に聖なる集会を開きなさい。いかなる仕事もしてはならない。
36:七日の間、燃やして主にささげる物をささげ続ける。八日目には聖なる集会を開き、燃やして主にささげる物をささげる。これは聖なる集まりである。あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。
37:以上がイスラエルの人々を聖なる集会に召集すべき主の祝日である。あなたたちはこれらの定められた日に、燃やして主にささげる焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、和解の献げ物、ぶどう酒の献げ物をささげる。
38:このほかに主の安息日、主にささげるさまざまの献げ物、満願の献げ物、随意の献げ物がある。
39:なお第七の月の十五日、あなたたちが農作物を収穫するときは、七日の間主の祭りを祝いなさい。初日にも八日目にも安息の日を守りなさい。
40:初日には立派な木の実、なつめやしの葉、茂った木の枝、川柳の枝を取って来て、あなたたちの神、主の御前に七日の間、喜び祝う。
41:毎年七日の間、これを主の祭りとして祝う。第七の月にこの祭りを祝うことは、代々にわたって守るべき不変の定めである。
42:あなたたちは七日の間、仮庵に住まねばならない。イスラエルの土地に生まれた者はすべて仮庵に住まねばならない。
43:これは、わたしがイスラエルの人々をエジプトの国から導き出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを、あなたたちの代々の人々が知るためである。わたしはあなたたちの神、主である。
44:モーセは、以上の主の祝日のことをイスラエルの人々に告げた。

24章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々に命じて、オリーブを砕いて取った純粋の油をともし火に用いるために持って来させ、常夜灯にともさせ、
3:臨在の幕屋にある掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に備え付けさせなさい。アロンは主の御前に、夕暮れから朝まで絶やすことなく火をともしておく。これは代々にわたってあなたたちの守るべき不変の定めである。
4:アロンは主の御前に絶やすことなく火をともすために、純金の燭台の上にともし火皿を備え付ける。
5:あなたは上等の小麦粉を用意し、それぞれ十分の二エファの分量の輪形のパンを十二個焼く。
6:それを一列に六個ずつ二列に並べ、純金の机の上に置いて主の御前に供える。
7:各列に純粋の香料を添える。それはパンのしるしとして燃やして主にささげる。
8:アロンはイスラエルの人々による供え物として、安息日ごとに主の御前に絶えることなく供える。これは永遠の契約である。
9:このパンはアロンとその子らのものであり、彼らはそれを聖域で食べねばならない。それは神聖なものだからである。燃やして主にささげる物のうちで、これは彼のものである。これは不変の定めである。
10:イスラエルの人々の間に、イスラエル人を母とし、エジプト人を父に持つ男がいた。この男が宿営において、一人の生粋のイスラエル人と争った。
11:イスラエル人を母に持つこの男が主の御名を口にして冒涜した。人々は彼をモーセのところに連行した。母の名はシェロミトといい、ダン族のディブリの娘であった。
12:人々は彼を留置して、主御自身の判決が示されるのを待った。
13:主はモーセに仰せになった。
14:冒涜した男を宿営の外に連れ出し、冒涜の言葉を聞いた者全員が手を男の頭に置いてから、共同体全体が彼を石で打ち殺す。
15:あなたはイスラエルの人々に告げなさい。神を冒涜する者はだれでも、その罪を負う。
16:主の御名を呪う者は死刑に処せられる。共同体全体が彼を石で打ち殺す。神の御名を呪うならば、寄留する者も土地に生まれた者も同じく、死刑に処せられる。
17:人を打ち殺した者はだれであっても、必ず死刑に処せられる。
18:家畜を打ち殺す者は、その償いをする。命には命をもって償う。
19:人に傷害を加えた者は、それと同一の傷害を受けねばならない。
20:骨折には骨折を、目には目を、歯には歯をもって人に与えたと同じ傷害を受けねばならない。
21:家畜を打ち殺す者は、それを償うことができるが、人を打ち殺す者は死刑に処せられる。
22:あなたたちに対する刑罰は寄留する者にも土地に生まれた者にも同様に適用される。わたしはあなたたちの神、主である。
23:モーセがイスラエルの人々に告げ終えると、彼らは神を冒涜した男を宿営の外に連れ出して石で打ち殺した。イスラエルの人々は主がモーセに命じられたとおりに行った。

25章

1:主はシナイ山でモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちがわたしの与える土地に入ったならば、主のための安息をその土地にも与えなさい。
3:六年の間は畑に種を蒔き、ぶどう畑の手入れをし、収穫することができるが、
4:七年目には全き安息を土地に与えねばならない。これは主のための安息である。畑に種を蒔いてはならない。ぶどう畑の手入れをしてはならない。
5:休閑中の畑に生じた穀物を収穫したり、手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めてはならない。土地に全き安息を与えねばならない。
6:安息の年に畑に生じたものはあなたたちの食物となる。あなたをはじめ、あなたの男女の奴隷、雇い人やあなたのもとに宿っている滞在者、
7:更にはあなたの家畜や野生の動物のために、地の産物はすべて食物となる。
8:あなたは安息の年を七回、すなわち七年を七度数えなさい。七を七倍した年は四十九年である。
9:その年の第七の月の十日の贖罪日に、雄羊の角笛を鳴り響かせる。あなたたちは国中に角笛を吹き鳴らして、
10:この五十年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。それが、ヨベルの年である。あなたたちはおのおのその先祖伝来の所有地に帰り、家族のもとに帰る。
11:五十年目はあなたたちのヨベルの年である。種蒔くことも、休閑中の畑に生じた穀物を収穫することも、手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めることもしてはならない。
12:この年は聖なるヨベルの年だからである。あなたたちは野に生じたものを食物とする。
13:ヨベルの年には、おのおのその所有地の返却を受ける。
14:あなたたちが人と土地を売買するときは、互いに損害を与えてはならない。
15:あなたはヨベル以来の年数を数えて人から買う。すなわち、その人は残る収穫年数に従ってあなたに売る。
16:その年数が多ければそれだけ価格は高くなり、少なければそれだけ安くなる。その人は収穫できる年数によってあなたに売るのである。
17:相手に損害を与えてはならない。あなたの神を畏れなさい。わたしはあなたたちの神、主だからである。
18:あなたたちはわたしの掟を行い、わたしの法を忠実に守りなさい。そうすれば、この国で平穏に暮らすことができる。
19:土地は実りを生じ、あなたたちは十分に食べ、平穏に暮らすことができる。
20:「七年目に種も蒔いてはならない、収穫もしてはならないとすれば、どうして食べていけるだろうか」とあなたたちは言うか。
21:わたしは六年目にあなたたちのために祝福を与え、その年に三年分の収穫を与える。
22:あなたたちは八年目になお古い収穫の中から種を蒔き、食べつなぎ、九年目に新しい収穫を得るまでそれに頼ることができる。
23:土地を売らねばならないときにも、土地を買い戻す権利を放棄してはならない。土地はわたしのものであり、あなたたちはわたしの土地に寄留し、滞在する者にすぎない。
24:あなたたちの所有地においてはどこでも、土地を買い戻す権利を認めねばならない。
25:もし同胞の一人が貧しくなったため、自分の所有地の一部を売ったならば、それを買い戻す義務を負う親戚が来て、売った土地を買い戻さねばならない。
26:もしその人のために買い戻す人がいなかった場合、その人自身が後に豊かになって、自分で買い戻すことができるようになったならば、
27:その人は売ってからの年数を数え、次のヨベルの年までに残る年数に従って計算して、買った人に支払えば、自分の所有地の返却を受けることができる。
28:しかし、買い戻す力がないならば、それはヨベルの年まで、買った人の手にあるが、ヨベルの年には手放されるので、その人は自分の所有地の返却を受けることができる。
29:もし、城壁で囲まれた町の中の家屋を売った場合、その人はその年の終わりまでは、それを買い戻す権利を持つ。この権利はその期間だけのものである。
30:もし、それが一年未満に買い戻されなければ、城壁で囲まれた町の中の家屋を買い戻す権利は放棄され、それは買った人とその子孫のものとなり、ヨベルの年になっても手放す必要はない。
31:しかし、城壁で囲まれていない村の家屋は畑地と見なされるので、買い戻す権利が続き、ヨベルの年には手放されねばならない。
32:レビ人の町、すなわち彼らの所有する町の家屋については、レビ人はいつでも買い戻す権利を保有する。
33:レビ人が別のレビ人から家屋を買い戻す場合も、ヨベルの年にはその家を立ち去って、もとのレビ人の所有に戻る。レビ人の町の家屋はイスラエルの人々の中にあって、レビ人の所有物だからである。
34:彼らの町の領域内にある牧草地は売ることができない。それは彼らの永久の所有物だからである。
35:もし同胞が貧しく、自分で生計を立てることができないときは、寄留者ないし滞在者を助けるようにその人を助け、共に生活できるようにしなさい。
36:あなたはその人から利子も利息も取ってはならない。あなたの神を畏れ、同胞があなたと共に生きられるようにしなさい。
37:その人に金や食糧を貸す場合、利子や利息を取ってはならない。
38:わたしはあなたたちの神、主である。わたしはカナンの土地を与えてあなたたちの神となるために、エジプトの国から導き出した者である。
39:もし同胞が貧しく、あなたに身売りしたならば、その人をあなたの奴隷として働かせてはならない。
40:雇い人か滞在者として共に住まわせ、ヨベルの年まであなたのもとで働かせよ。
41:その時が来れば、その人もその子供も、あなたのもとを離れて、家族のもとに帰り、先祖伝来の所有地の返却を受けることができる。
42:エジプトの国からわたしが導き出した者は皆、わたしの奴隷である。彼らは奴隷として売られてはならない。
43:あなたは彼らを過酷に踏みにじってはならない。あなたの神を畏れなさい。
44:しかし、あなたの男女の奴隷が、周辺の国々から得た者である場合は、それを奴隷として買うことができる。
45:あなたたちのもとに宿る滞在者の子供や、この国で彼らに生まれた家族を奴隷として買い、それを財産とすることもできる。
46:彼らをあなたの息子の代まで財産として受け継がせ、永久に奴隷として働かせることもできる。しかし、あなたたちの同胞であるイスラエルの人々を、互いに過酷に踏みにじってはならない。
47:もしあなたのもとに住む、寄留者、滞在者が豊かになり、あなたの同胞が貧しくなって、あなたのもとに住む寄留者ないしはその家族の者に身売りしたときは、
48:身売りをした後でも、その人は買い戻しの権利を保有する。その人の兄弟はだれでもその人を買い戻すことができる。
49:おじとかいとこも買い戻すことができる。その人の一族の血縁の者も買い戻すことができる。その人が自分でその力を持つようになったときには、自分自身を買い戻すことができる。
50:その人は自分を買い取る人と共に、自分が買われた年からヨベルの年までを数えて、その年数によって自分の価を決める。これから彼のもとで働くはずの期間の労賃を、日雇い労賃の率で算定する。
51:ヨベルの年までの年数が長ければ、その年数に応じて、身売りした金額との差額を、買い戻し金として支払う。
52:もしヨベルの年までの年数が短くても、同様の算定をし、買い戻し金として支払う。
53:その人を買い取った者は、年々雇用される雇い人並みに扱い、あなたの前でその人を過酷に踏みにじってはならない。
54:もしその人が身売りしたままで買い戻されなかった場合、ヨベルの年にはその人も、その子供たちも手放される。
55:イスラエルの人々はわたしの奴隷であり、彼らはわたしの奴隷であって、エジプトの国からわたしが導き出した者だからである。わたしはあなたたちの神、主である。

26章

1:あなたたちは偶像を造ってはならない。彫像、石柱、あるいは石像を国内に建てて、それを拝んではならない。わたしはあなたたちの神、主だからである。
2:あなたたちはわたしの安息の日を守り、わたしの聖所を敬いなさい。わたしは主である。
3:あなたたちがわたしの掟に従って歩み、わたしの戒めを忠実に守るならば、
4:わたしは時季に応じて雨を与える。それによって大地は作物をみのらせ、野の木は実をみのらせる。
5:穀物の収穫にはぶどうの収穫が続き、ぶどうの収穫には種蒔きが続いて、あなたたちは食物に飽き足り、国のうちで平穏に暮らすことができる。
6:わたしは国に平安を与え、あなたたちは脅かされることなく安眠することができる。わたしはまた、猛獣を国から一掃し、剣が国を荒廃させることはない。
7:あなたたちは敵を追撃し、剣にかけて滅ぼす。
8:あなたたちは五人で百人の敵を、百人で一万の敵を追撃し、剣にかけて滅ぼす。
9:わたしはあなたたちを顧み、あなたたちに子を生ませ、その数を増し、あなたたちとわたしの契約を立てる。
10:あなたたちは前年の穀物を食べ尽くさぬうちに、それを倉から運び出して、新穀を倉に納めるようになる。
11:わたしはあなたたちのただ中にわたしの住まいを置き、あなたたちを退けることはない。
12:わたしはあなたたちのうちを巡り歩き、あなたたちの神となり、あなたたちはわたしの民となる。
13:わたしはあなたたちが奴隷にされていたエジプトの国から導き出したあなたたちの神、主である。わたしはあなたたちの軛を打ち砕き、あなたたちがまっすぐに立って歩けるようにした。
14:しかし、わたしの言葉を聞かず、これらすべての戒めを守らず、
15:わたしの掟を捨て、わたしの法を捨て、何一つわたしの戒めに従わず、わたしの契約を破るならば、
16:わたしは必ずあなたたちにこうする。すなわち、あなたたちの上に恐怖を臨ませ、肺病、失明や衰弱をもたらす熱病にかからせる。あなたたちは種を蒔いてもむなしい。敵がそれを食べ尽くす。
17:わたしは顔をあなたたちに向けて攻める。それゆえ、あなたたちは敵に打ち破られ、あなたたちを憎む者に踏みにじられ、追う者もないのに逃げ去らねばならない。
18:このような目に遭ってもまだ、わたしの言葉を聞かないならば、あなたたちの罪に七倍の罰を加えて懲らしめる。
19:わたしはあなたたちの誇りとする力を砕き、天を鉄のようにし、地を赤銅のようにする。
20:それゆえ、あなたたちの努力はむなしく、地に作物は実らず、地上の木に実はならない。
21:それでも、まだわたしに反抗し、わたしの言葉を聞こうとしないならば、あなたたちの罪に七倍の災いを加える。
22:わたしはあなたたちの間に野獣を放つ。野獣はあなたたちの子供を奪い取り、家畜を滅ぼし、あなたたちの数を減らす。こうして街道は荒れ果てる。
23:それでも、まだわたしの懲らしめが分からず、反抗するならば、
24:わたしもまた、あなたたちに立ち向かい、あなたたちの罪に七倍の災いをくだす。
25:わたしは、契約違反の罰として戦争を引き起こし、あなたたちが町に引き揚げるなら、あなたたちの間に疫病をはやらせ、あなたたちはついに敵の手に渡される。
26:わたしがあなたたちのパンの備えを砕くときには、十人の女たちがパンを焼くにもわずか一つのかまどで足りるほどになる。焼いたパンは量って配り、あなたたちは食べても満腹することはない。
27:それでも、まだわたしの言葉を聞かず、反抗するならば、
28:わたしは激しい怒りをもって立ち向かい、あなたたちの罪に七倍の懲らしめを加える。
29:あなたたちは自分の息子や娘の肉を食べるようになる。
30:わたしはあなたたちの聖なる高台を破壊し、香炉台を打ち壊し、倒れた偶像の上にあなたたちの死体を捨てる。わたしはあなたたちを退ける。
31:わたしはあなたたちの町々を廃虚とし、聖所を荒らし、あなたたちがそこでささげる宥めの香りを受け入れない。
32:わたしは国を荒らし、そこを占領した敵は、それを見て驚く。
33:わたしはあなたたちを異国に追い散らし、抜き身の剣をもって後を追う。あなたたちの国は荒れ果て、町々は廃虚と化す。
34:国が打ち捨てられ、あなたたちが敵の国にいる間、土地は安息し、その安息を楽しむ。
35:土地は、打ち捨てられている間、あなたたちがかつて住んでいたころには得られなかった安息を得る。
36:わたしはあなたたちのうちで生き残った者の心を敵の国々でおびえさせる。彼らは風に舞う木の葉の音にもおびえ、剣に追われる者のように逃げ、追う者もないのに倒れる。
37:彼らは追う者もないのに、剣に追われるように逃げてつまずき、折り重なって倒れる。あなたたちは敵の前に立ち上がることがない。
38:あなたたちは異国で滅び、敵の国はあなたたちを食い尽くす。
39:生き残った者も、敵の国々で自分の罪のためにやせ衰え、更には先祖の罪のために、彼らと同じようにやせ衰える。
40:しかし、もし彼らが自分と自分の先祖の罪、すなわち、わたしを欺いて、反抗した罪を告白するならば、
41:たとえわたしが彼らに立ち向かい、敵の国に連れ去っても、もし、彼らのかたくなな心が打ち砕かれ、罪の罰を心から受け入れるならば、
42:そのとき、わたしはヤコブとのわたしの契約、イサクとのわたしの契約、更にはアブラハムとのわたしの契約を思い起こし、かの土地を思い起こす。
43:彼らが後にした土地は、打ち捨てられている間、安息を楽しむ。彼らはわたしの法を捨て、わたしの掟を退けたから、罪の罰を心から受け入れねばならない。
44:それにもかかわらず、彼らが敵の国にいる間も、わたしは彼らを捨てず、退けず、彼らを滅ぼし尽くさず、彼らと結んだわたしの契約を破らない。わたしは彼らの神、主だからである。
45:わたしは彼らの先祖と結んだ契約を、彼らのために思い起こす。彼らはわたしがその神となるために、かつて国々の目の前でエジプトの国から導き出した者である。わたしは主である。
46:以上は、主がシナイ山においてモーセを通して、御自分とイスラエルの人々との間に定められた掟と法と律法である。

27章

1:主はモーセに仰せになった。
2:イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。もし、終身誓願に相当する代価を、満願の献げ物として主にささげる場合、
3:その相当額は二十歳から六十歳までの男子であれば、聖所のシェケルで銀五十シェケルである。
4:もし女子であれば、その相当額は銀三十シェケルである。
5:五歳から二十歳の人の相当額は、男子銀二十シェケル、女子銀十シェケルである。
6:また、一か月から五歳の子は、男子銀五シェケル、女子銀三シェケルである。
7:六十歳以上の人は、男子銀十五シェケル、女子銀十シェケルである。
8:もし、彼が貧しくて相当額が支払えない場合は、彼を祭司の前に立たせる。祭司が彼の支払額を定める。すなわち、彼が満願の献げ物をささげる資力に応じて祭司が決定する。
9:もし、主への献げ物として家畜を携える場合、主にささげるものはすべて、聖なるものとなる。
10:それを他のものと替えたり、良いものを悪いものに、あるいは悪いものを良いものに替えてはならない。もし、その家畜を他の家畜と替えるならば、それも、替えたものも、聖なるものとなる。
11:もし、それが主への献げ物としてささげることのできない汚れた家畜であれば、それを祭司のもとに引いて行く。
12:祭司はそれを評価する。その相当額は祭司の良し悪しの評価いかんによる。
13:もし、それをどうしても買い戻したいと思うならば、その相当額に五分の一を加えて支払わねばならない。
14:もし、自分の家屋を聖なるものとして主にささげる場合、祭司がその良し悪しを評価する。祭司がそれを評価することによって、その価は確定される。
15:もし奉納した人がそれを買い戻そうとするならば、その相当額の銀に五分の一を加えて支払わねばならない。そうすれば、彼のものになる。
16:もし、先祖伝来の畑の一部を主にささげる場合は、そこに蒔かれる種の量に応じて相当額が決められる。一ホメルの大麦の種が蒔かれる土地は、銀五十シェケルである。
17:その畑をヨベルの年から奉納する場合には、この相当額で確定される。
18:しかし、ヨベルの年以後にそれをささげる場合、祭司は次のヨベルの年までに残る年数によって価を評価し、それに応じて、確定している畑の相当額から差し引く。
19:もしささげる人がそれを買い戻そうとするならば、その相当額の銀に五分の一を加えて支払えば、彼のものになる。
20:しかし、それを買い戻さずに他人に転売するならば、再びそれを買い戻すことはできない。
21:ヨベルの年が来ると、それは永久に神に奉納された畑と同様に、主に属する聖なるものとなり、先祖伝来の畑として、祭司のものになる。
22:もし、先祖伝来の畑でなく、購入した畑を主にささげる場合は、
23:祭司はヨベルの年までの年数によって相当額を評価する。ささげる者はその日、決められた相当額をささげ、その畑は主に属する聖なるものとなる。
24:ヨベルの年が来ると、その畑はこの先祖伝来の畑を売った元の所有者に戻る。
25:以上の相当額はすべて、聖所のシェケルによる。一シェケルは二十ゲラである。
26:家畜の初子は生まれたときから主のものであるから、それが牛であれ、羊であれ、だれもそれをささげることはできない。それは主のものである。
27:もし、それが汚れた動物の場合は、その初子の相当額に、更にその五分の一を加えて買い戻すことができる。もし、買い戻さないならば、その相当額で売ることができる。
28:また、自分の持ち物のうちから、永久に主のものとして奉納したすべての奉納物は、人であれ、家畜であれ、先祖伝来の畑であれ、それを売ったり、買い戻したりすることはできない。永久に奉納物はすべて、神聖なもので主に属する。
29:特に、永久に神に奉納された奉納物が人である場合は、その人を買い戻すことはできず、必ず殺さねばならない。
30:土地から取れる収穫量の十分の一は、穀物であれ、果実であれ、主のものである。それは聖なるもので主に属す。
31:もし、十分の一の一部を買い戻したいときは、それに五分の一を加えて支払わなければならない。
32:牛や羊の群れの十分の一については、牧者の杖の下をくぐる十頭目のものはすべて、聖なるもので主に属する。
33:この十分の一の家畜を見て、その良し悪しを判断したり、それを他のものと取り替えたりしてはならない。もし、他のものと取り替えるならば、それも取り替えたものも聖なるものとなり、買い戻すことはできない。
34:以上は、主がシナイ山において、モーセを通してイスラエルの人々に示された戒めである。

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Posted by JK7ESY